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トッキー
2012.7.5 06:02その他ニュース

「ああ言えば上祐」の復活を許すな!

発売中の「週刊プレイボーイ」に、
上祐史浩のインタビュー記事が
まるでスター扱いで載っているのを見て、
ものすごく不快な思いをしました。

上祐史浩とは、
1995年の地下鉄サリン事件当時、
オウム真理教の外報部長として
マスコミ対策を一手に扱い、
テレビに出まくって
「オウムは無実」
「第7サティアン
(サリン製造プラントだった建物)
は宗教施設」等々、
嘘八百を言いまくった人物です。

取材陣からどんなに追求を受けようと、
全くひるまず、即座に饒舌に反論し、
ありとあらゆる詭弁を弄して
言い抜ける様子は、
「ああ言えば上祐」
と称されました。

冷静に分析すれば、どうみても
おかしな反論をしているのに、
一瞬もっともなように聞こえることを
立て板に水で言うので、
その場の勢いにすっかり誤魔化されて
「オウムはサリンの犯人じゃないのではないか」
と言い始める人が続出、
上祐の追っかけをする
「上祐ギャル」なんて者まで現れました。

そんな中で「犯人はオウムだ」と
言い続けたよしりん先生には
抗議の手紙が次々届けられ、
当時『ゴーマニズム宣言』を連載していた
雑誌まで上祐のインタビュー記事を
スター扱いで掲載するに至り、
掲載誌を移籍する事態となったのです。

こういう説明を一からしておかないと、
平成生まれの世代にはわかりません。

現在の「週刊プレイボーイ」の読者層が
何歳くらいかは知りませんが、
一応は若者雑誌でしょうから、
当時を知らず、上祐とはもともとウソつきで、
どんなことだって言う人間だということを
知らずにこの記事を読む人は多いはずです。

上祐は偽証罪による逮捕、服役を経て
現在は「ひかりの輪」なる宗教団体を設立。
インタビューはその教団本部で行われたのですが、
そこに飾ってある仏画について、
仏画や仏像に詳しいインタビュアーの藤原新也が
「質的にどうかなと思うものが多い」と指摘。

すると上祐は、だいたいが安物で
ネットで買ったものもあることを
あっさり認めた上で、
「私は対象の仏像に本物とか偽物が
あるんじゃなくて、
個々人に
その対象との縁があると思います」云々と、
一瞬もっともらしく聞こえることを
言って切り抜けています。

「ああ言えば上祐」は
何も変わってないなと思いました。

上祐はインタビュー中、オウムを総括し、
麻原と決別するようなことを言っていますが、
全部が「策略」のように思えてなりません。

しかし、当時の上祐を
知らない人が読んだら、
「立派なことを言っている」
と思ってしまうのではないでしょうか?

上祐は、反原発デモを、本気で世の中変えようと
しているようには思えないと批判します。

「少なくとも犠牲を覚悟して、
『経済なんかどうでもいい。環境が第一だ!』
『失業してもいい。オレたちはそれで自殺はしない。
だから野田首相ぜひ止めてください』って言えば、
野田首相も止めるでしょう。
だから、『どうしたら今の政治が、国が、変われるのか』
という話を聞くと、私は『本当に皆、変わりたいのかな』
と違和感を覚えるのです」

これだけを見れば、全くの正論です。

ところが上祐は、この発言に至る前提に、
こんなことを言っているのです。

「サリン作って、炭疽菌作って、
自分たちも死ぬ思いをして、
死ぬ恐怖を抱えて革命しようと思った
妄想で狂ってる人間たちから見ると、
『なんだよ、まだデモしか
やってないんでしょう』って。
『それで変われるわけないじゃん』って」

「オウムの方が本気で
世の中変える気があった」
と、オウムを肯定する詭弁を
滑り込ませているわけです。

その後に正論を言うことで、
この詭弁にまで
反論が
できにくいようにしているのです。

その場にいたライターも編集者も、
「言葉を継げない」状態だったそうです。

記事を読んだ人にも、「悔しいが一理ある」
なんて反応が多いようです。

結局これ、まんまと
「ひかりの輪」の
布教記事になってないか!?

記事読んで驚きましたが、実は、
多くの当時の若者がオウムに入信する
きっかけになってしまった、
麻原の「空中浮揚」のインチキ写真は、
週刊プレイボーイが撮影して
記事に載せたものだったそうです。

人間って、絶対に反省せず、
何度でも同じ過ちを
繰り返すものなのだと
絶望する以外にありません。
トッキー

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