ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2013.1.30 09:25

女であること・その2

女子大生といえば、

自分と「同世代」だ

と思っていました。

けれど気づけば、年齢はダブルスコア。

彼女たちの流行りすたりが

さっぱりわかりません。

 

最近、私は女子大で授業をしています。

女子大生が自分とは違う生き物だと悟り、

授業の傍ら、その生態を研究しようと

密かに思っている今日この頃。

そんなわけで、彼女たちに

簡単なアンケートを実施しています。

 

これから社会に出ようという女性たちが

どんなことを考えているのか、

その一端をご紹介します。

 

アンケート回答者は132名。

次のような質問をしてみました。

 

●あなたが目指すのはどっち?

A 玉の輿

B キャリアウーマン

 

極端な選択肢ですが、希望も含めて

答えてもらおうと考えてのこと。

 

結果は、

A 玉の輿 40名

B キャリアウーマン 86名

(どちらでもない 6名)

 

およそ3分の2がキャリアを積みたいと

考えています。

その理由は、

「一人で生きていける力を身につけたい」

「仮に玉の輿に乗ったとしても

その相手がリストラされたらアウト」等々。

最近の女子大生は「玉の輿」願望が

強いと思っていた私には、

ちょっと意外な結果でした。

かなり現実的に将来を考えているようです。

 

面白いことに、「玉の輿」派も

「キャリアウーマン」派も、

お金にまつわる意見を書いてくれた人が

少なくありませんでした。

 

●「玉の輿」を選んだ理由

「世の中、最終的にお金がないと

生きていけないから」

「生きていくにはお金が必要。

自分も働きたいけどそんなに立派じゃなくていい」

「たとえどんなに愛があっても

お金がなければ長続きはしない。

相手はしっかりとした収入がある人がよい」

 

夫にしっかり稼いでもらうことが

前提になっています。

(玉の輿ですから当たり前といえば

当たり前ですが)

「ラクをしたいから」「働きたくないから」と

いった意見も、当然ありました。

 

●「キャリアウーマン」を選んだ理由

「人に頼ってお金持ちになるより、

自分の稼いだお金を自分の好きなように使いたい」

「玉の輿は離婚したときに大変そうだから

自分で稼いで暮したい」

 

こちらは「完全自立派」や「リスクヘッジ派」

などがいます。

もちろん「やりがいのある仕事に就きたい」とか

「働く女性に憧れる」といった意見もありました。

 

なかにはこんなキャリアウーマン派の意見も。

 

「独身を貫きたい。現代社会の状態では

結婚はリスクが高すぎるように感じている」

 

はわわ・・・。

結婚にリスクとな。

おそらく結婚・出産・育児と、

夫の給料とを、天秤にかけてのことでしょう。

堅実と言うべきか、

夢がないと言うべきか。。。

好きな人ができたら、変わるかな。

 

さて一方で、彼氏がいるかどうかも

聞いちゃいました。

現時点で「いる」と答えたのは、

わずか28名!!!

たったの2割です。

華の女子大生ですよ!?

「いない」と答えた学生は、

「出会いがない」

「異性に興味がない」

「女友達と一緒にいるほうが楽しい」

「自分の時間を邪魔されたくない」等々、

奥手というより、かなり後ろ向き。。。

 

しかも「玉の輿」派の40名のうち、

29名が「彼氏なし」。

異性に興味が持てなくて、

なんで「玉の輿」に乗れるんだッ。

と、思わずツッコミたくなります。

このあたりは、まだ夢と現実がごっちゃです。

 

そしてもう一つ質問。

●10年後の自分はどうなっている?

これに「結婚していてほしい」と

願望を書いた学生はたくさんいましたが、

「結婚して子供がいる」と明確に答えた学生は

132名中26名。

こちらもおよそ2割に過ぎません。

 

10年後の自分のイメージがわかないのか、

それとも母になるというイメージがわかないのか、

子供は欲しくないと思っているのか、

その詳細まではわかりませんが、

10年後といえば、彼女たちは30歳目前。

もし、子供という存在が、

自分の生活基盤を脅かすものであり、

「リスク」と考えているのだとしたら、

少子化はこの先も加速していく。。。

そう思うのは私だけではないのでは?

 

もはや高度経済成長期のような

「今日よりもっといい明日」など

夢のまた夢。

これからは成熟社会の低迷期。

そこに少子高齢化が拍車をかけ、

かつてない人口動態の社会を迎えます。

少子化加速時代に右肩上がりの経済成長など

まずほとんど無理でしょう。

ならばどこに活路を見出すか?

 

来月の道場のテーマは、

「女子供」だけではなく、

男性にとっても大事ですよ!

 

 


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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