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高森明勅
2013.7.28 15:10

八木秀次氏と宮内庁内部のアンチ皇太子派

日本国体学会の機関誌『国体文化』8月号は
「八木秀次氏の皇室論に異議あり」という特集を組んでいる。

その中に、八木氏の6年前の文章からの引用がある。

『SAPIO』平成19年5月9日号に載った
「『雅子妃問題』で天皇の本質的要素たる
『宮中祭祀』が危機に頻しつつある」という文章の一節だ。

このタイトルは、恐らく八木氏の主張の要点を最も適格に
要約したものだろう。

だが、この文章が書かれて6年たった今、
皇室の祭祀は果たして「危機」に陥っているのか?

畏れ多くも天皇陛下には、
ご高齢かつご病余のお身体で懸命に祭祀に取り組んでおられる。

皇太子殿下も祭祀に対し、
陛下に劣らぬご熱意を示しておられる。

どこに“危機”があるのか。

この文章の中で、八木氏はこんな暴論を述べ立てている。

再引用ながら、飛び飛びに紹介しよう。

「もしもこのまま雅子妃が宮中祭祀を受け入れられないなら、
皇后としての資質に疑念を抱かざるを得ず、
宮中祭祀…を守るために離婚もやむを得ないということだ。
…だが
…皇太子殿下が離婚という事態を受け入れるとは思えない。
…現在、皇太子ご夫妻よりも秋篠宮ご夫妻の方が
…将来の天皇、皇后に相応しい資質を持つとの見方が広がっている。

とすれば、宮中祭祀を守る立場から…
皇位継承順位第1位の座から秋篠宮殿下に移そうとの
議論が生じてもおかしくない」

開いた口が塞がらないとはこのことだ。

保守うんぬんの遥か手前のこととして、
ご不自由でご負担の多い日々を送っておられ、
反論の自由さえ封じられている皇室の方々に対し、
これが国民として許される発言であろうか。

ましてや雅子妃殿下は、ご療養中の身でいらっしゃる。

しかも妃殿下は、心身のご負担の大きな皇室祭祀を、
しっかりと受け入れておられる。

ただ、ご療養中だから十分、お出ましになれないだけのこと。

さらに当時は今に比べて、よりご体調が悪かった頃だ。

にも拘らず、祭祀をやる気がないなら離婚しろだの、
皇太子殿下が離婚をお認めにならないなら、
そんな皇太子は天皇に相応しくないから、
自分が気に入るように皇位の継承順位を変更しろなどと、
僭越至極、不敬この上ない暴言を、平気で吐き散らしている。

実はこの雑誌の同じ号に、私も文章を書いている。

だから八木氏の文章も当時、読んだ記憶が僅かにある。

だが正直な話、余りにも突拍子もない暴論なので、
誰にも相手にされる気遣いはないと、高を括っていた。

今から考えると、いかにも迂闊だった。

八木氏は執念深く、皇太子殿下「排除」の可能性を長年、
虎視眈々と探り続けている。

注意すべきは、宮内庁の内部に伝統派と
官僚派の対立があるらしいことだ。

伝統派はストレートに皇室を重んじるが、
官僚派は皇室をいかに管理するかという発想らしい
(『宝島』9月号)。

皇室を“上から目線"で見る八木氏と似通った感覚と言えようか。

この官僚派は、あるべき皇室像を真剣に追求される皇太子殿下を
扱い辛いと考え、
「秋篠宮をマスコミでの対抗馬に仕立ててみせた」という。

繰り返される、雅子妃殿下や敬宮殿下を巡る歪曲された
情報のリークや、天皇・皇后両陛下と皇太子・同妃殿両下の間に、
あたかも確執や軋轢があるかのような情報操作は、
この官僚派=アンチ皇太子派が意図的に行っているようだ。

以上は、匿名の元宮内庁職員の証言による。

これをそのまま、鵜呑みには出来ないだろう。

だが、なるほどと頷ける点が多い。

この宮内庁内部のアンチ皇太子派と、
長年にわたって皇太子殿下「排除」を目論む八木氏が、
全く繋がっていないとは考えにくい。

「秋篠宮殿下には第3子を強く希望したい」との
発言で知られる湯浅利夫元宮内庁長官は、
完全なアンチ皇太子派だったようだ。

羽毛田信吾前長官はそうではなかったという。

だが、アンチ皇太子派=官僚派の悪意あるリークは止められなかった。

同様に「現在の風岡典之長官も官僚派を抑えられない」のが
実情らしい。

先の『週刊新潮』や『週刊ポスト』のヨタ記事は、
まさにそうした構図の中で、
関係者によって意図的に仕組まれたものと見る以外にない。

今後も、雅子妃殿下や皇太子殿下を貶めるような情報が
メディアに流された時は、宮内庁内部のアンチ皇太子派か、
八木氏やその周辺の画策の可能性を、真っ先に疑う必要があるだろう。




テーマ「雅子妃殿下の行方」



平成25年8月11日(日)午後1時 から
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「人事労務会館」
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(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

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高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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