ゴー宣ネット道場

BLOGブログ
小林よしのり
2014.2.14 12:17

村山談話・河野談話に未来はあるか?第3回


村山談話・河野談話に未来はあるか?

3回 永遠の知識0のナショナリズム

 

NHKの籾井勝人会長は、就任会見でいわゆる「従軍慰安婦」
について発言。
これを朝日新聞等のマスコミが批判し、自称保守やネット右翼は
「この発言のどこが悪いんだ!」と擁護した。

馬鹿じゃないのか?

悪いに決まってるじゃないか!

 

籾井は発言の中で、「日本だけが強制連行したみたいなことを
言われているから、話がややこしい」
と言ったのだぞ!

この発言が、悪いとわからないなんて、永遠の知識0だな!

 

要するに籾井は「日本は慰安婦を強制連行した」
「しかし、それは他の国もやっていた」と言ったのである!

 

ふざけるな!

実際には日本が慰安婦を強制連行したなどという証拠は
一切ない!

 

いわゆる「従軍慰安婦問題」とは、日本がやってもいない
「強制連行(人さらい)」をしたかのように冤罪をかけられた
事件だったのである!

呆れたことに、籾井も、自称保守やネット右翼も、
「従軍慰安婦問題」とはどういうことが問題だったのかを、
全く知らないのだ。

そもそもの知識がないままで、ただ韓国がこの問題でいつも
騒ぐものだから、「うぜーな、韓国! いつまでも昔のことで
ウダウダ言ってきやがって!」と吠えているだけなのである。

 

知識0だから、籾井はやってもいない強制連行をやったと認め、
その上でそんなことは他の国でもやっていると開き直るという、
とんでもなく杜撰な放言をしてしまう。

これは、過去の日本にやってもいない罪を被せる発言に
他ならないのに、自称保守やネット右翼はそれに気付きもしない。

それどころか自分が韓国のクレームから日本の名誉を守っている
「愛国者」であるかのように思い込んでいる始末だ。

 

いわゆる「従軍慰安婦問題」とは、単なる韓国や朝日新聞に
敵意をむき出しにするための材料ではない。

本来は、歴史認識の問題である。

歴史認識問題を語るには、正確な知識が必要なのだ。

知識0で「河野談話を見直せ!」と叫んだところで、河野談話の
どこが間違っているのか指摘もできないだろう。

永遠の知識0のくせに、嫌韓感情だけで「日本は悪くない!」と
叫んでも何の説得力もなく、逆に醜態をさらし、日本の名誉を
傷つけるだけなのである。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第93回

第93回 令和2年 11/8 SUN
14:00

テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

INFORMATIONお知らせ