ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2014.3.13 04:21

「アンネの日記」破損容疑者が逮捕されて


「アンネの日記」破損容疑者が逮捕された。
犯行を認め始めているが、支離滅裂なことを言ってるらしい。
30代の無職男だから、元々、精神状態のおかしな奴が、

ネットを見ていたら、ユダヤ人陰謀論に当たり、「アンネの日記」

に対する敵意を育てたのではないか?

ネットを見ていれば、排外主義のサイトに当たって、ネット右翼

になるのが流行しているが、これはもう覚醒剤を吸引したような
ものである。

この事件でまっ先に流布されたのは、「在日」の反日謀略説だった。
韓国政府からの指示が濃厚とか言ってる連中もいた。
そういう見解を公然と主張していたのは、ネット右翼だけではない。
自称保守の極右メディアでも、韓国人・朝鮮人の陰謀論が平然と

語られていた。
中国・韓国の謀略機関だと「確信する」とまで言った馬鹿もいた。
政治家までが、そんなことを言っていた。

日本人に反ユダヤ主義の浸透があるかのように見せて、日本の

国際的なイメージを貶めようとする中国・韓国の謀略だと言ってる

連中が、あまりにも多かった。
勝谷誠彦は、こういうときは誰が一番得するかを考えるべきだと

言い、これは支那人の組織だった犯行だと言っていた。
自称保守の極右連中は、誰もかれもが陰謀論を主張していた。

 

現在でも、逮捕された者は「容疑者」だから、まだまだ事実の

全貌は断言できない。

だが、公に言ってはいけないことがある。

関東大震災の直後のように、朝鮮人が井戸に毒を盛ったと

言いふらす人間になるか、そのデマを止める人間になるか、

それが問われている。

もう日本の憎韓・反中は病気である。
来月の「ゴー宣道場」では、この病因と治療の方法を考えよう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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