ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2014.4.15 06:44ゴー宣道場

排外デモとカウンターデモ


排外デモに対抗するカウンターデモについて、

わしの考えを書いておく。

しばき隊という統一した集団は、今はなくて、分裂して

いると朴さんから聞いた。

道場に参加した者の発言では、カウンターデモをする者は、

むしろ右翼の方が多いと言っていた。

これは驚いた。カウンター側は左翼かと思っていた。

 

ヘイトスピーチの醜悪さは日本の美風に合わないと考える

のであれば、わしの感覚とも一致する。

日本人の美風を破壊するヘイトスピーチに対して、

カウンターデモで対抗すること自体は、一定の効果は

あると思う。

そういう存在もいると示すことは海外からの旅行者や

マスコミから見ても、日本の健全さを示すことになる。

ヘイトスピーチなんて、日本人として恥ずかしくて

しょうがない。

だからカウンターの側をむしろ応援したい。

 

ただし、在特会やネット右翼は、あれが今現在の

「生きがい」になっている。

在日への罵詈雑言で憂さを晴らすこと以外に、

充実した日常がないということだ。

わしは『脱正義論』で、運動の幕引きを考えておくこと、

区切りをつけたら、現場から社会を変えるしかないから

「日常に帰れ!」と訴えた。

彼らが一生、排外デモをするのなら、カウンター・デモも

一生やるのだろうか?

カウンター自体が「生きがい」になったら、在特会と

夫婦関係みたいなものだ。

 

根本的に排外主義を終わらせるためには、「愛国」とは

何かとか、「保守」とは何かとか、「公」とは何かとか、

「天皇」の意味など、多くのことを思想する場が必要

である。

右翼も左翼も思想を放棄している状態では、排外主義が

資本主義に乗ってしまうだけで、現状を変えられない。

土壌そのものの養分を変えるのが、わしのやり方だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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