ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2014.5.1 01:37日々の出来事

「戦争論」はこうして次世代に読み継がれる


門弟の報告だが、これには感慨深いものがあった。

『戦争論』の読者は必ず排外主義になると言わんばかりの

プロパガンダがなされる最近の風潮だが、現場を持って

アイデンティティーが揺らがず、苦労しながらも着実な

人生を歩む者は『戦争論』をこのように次世代に繋げて

くれている。

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先日、中学3年生の長女が、突然「戦争論どこにあるの?」
と聞いてきました。
母親である私は、小林先生ヲタと言えるほど()ボロボロ

になるまで繰り返し読んでいましたが、

長女は『おぼっちゃまくん』や『東大一直線』の方を

楽しんで読んでいて、『戦争論』や『ゴー宣』に手が伸びる

ことはありませんでした。


それはそれで別に構わないと思っていたし、

親が好きだからといって無理やり押しつけるように

読ませることはしたくなかったのです。

少し前に、塾で教えてもらっている先生から、

捕鯨問題の話を聞いてきたらしく、日本が置かれている

捕鯨の状況に興味があるようでした。

二人であれこれ話していて、よしりん先生が昔の『ゴー宣』

で捕鯨問題を取り上げていた事を話し、

詳しく書いてあるから読んでみる?と言って捕鯨問題を

取り上げた過去の『ゴー宣』を渡しました。

その数日後に、長女から『戦争論』を読みたい、

と言われました。
彼女の中でどのような変化があったのかわかりませんが、

今、長女のベッドの枕元には『戦争論』が置かれている

ようです。

昔、長女に授乳しながら、片手で分厚い『戦争論』を

読んでいたのが懐かしいなぁ。
あまりにも分厚くて、手が腱鞘炎になりそうだったなぁ…

長女は最近彼氏が出来たらしいので、あの時代の

兵隊さん達の気持ちが、少しはわかるようになっている

のではないかなと思います。
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わしが年をとるはずだ。

長女が『戦争論』を読むほど成長したことの代償として、

彼氏ができたことを認めねばならないのだろうな。

人の娘ながら、少し嫌だ。

 「新ゴーマニズム宣言スペシャル『戦争論』」

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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