ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2014.5.27 02:31

AKB48握手会での凶行から学ぶこと


AKB48の握手会での凶行は、
特定のメンバーを狙った犯行ではなく、
そもそもAKBファンによるものではなかった。
AKB外からの侵入者であり、破壊者だった。

犯人の動機は
人が多く集まる所で人を殺そうと思った。
誰でもよかった
」というものだから、
過去にもあった劇場型の無差別殺傷事件と
同質の犯罪である。

「AKB商法」を敵視したアンチ・AKBの者たちの
バッシングは的外れだった。

AKBに原因があるのではなく、
若者を孤立させる現在の社会そのものに
原因がある事件なのだ。

孤立感から「承認欲求」を充たす
無差別殺傷事件は過去に何度も起きているが、
現在の格差社会、雇用が不安定な社会では、
将来も必ず起こる事件だ。

誰のコンサートでも、何の集会でも、
人が集まる場所なら、どこでも起こり得る事件だ。

犯人がAKBのCDを買ったのは、
自分の凶行の舞台としてAKBの握手会を
選んだからであり、そこが人の注目を
集める場だと思ったからだ。


だが、そのような時代に、
「会いに行けるアイドル」を続けるためには、
やはり厳重なセキュリティーが必要になる。
性善説に立てないイベントになるのは残念だが、
警視庁の要請は正しい。


そして、これまで少女たちを心理的に
傷つけていた一部の非常識で悪質なファンが
いたことも確かなのだ。

これを放置していたら、今度はAKB内からの
犯行も起こるかもしれない。
運営だけでなく、心あるファン同士で、
監視する体制が必要だろう。

心ある男性ファンは、自分も警備員という構えで
握手会に行ってほしい。


少女たちは激しい競争の中で、本心は言えない。
少女たちの不安を取り除いてやるのは、
大人の勤めだ。

性悪説に立たざるを得ないが、
ファンの善意でAKBを守るしかない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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