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高森明勅
2014.6.17 09:55

小林よしのり氏の「先見の明」

イラク戦争当時のことを振り返る時、忘れ難いのは、
漫画家の小林よしのり氏の発言だ。

当時、保守系の表現者で、あの戦争に明確にノーを突き付けたのは、
ほとんど小林氏1人だけだったのではあるまいか。

その先見の明はいくら強調しても、
決してし過ぎることはないだろう。

これまで何度も反省の弁を述べて来たように、
私自身、
フセイン政権崩壊後を不安視する気持ちはあったものの、
基本的には戦争支持の立場だった。

リスクを恐れず、ポジショントークを排し、
思考停止に陥るのを避け、
常に予定調和的な言論に挑戦して、
ひたすら自分が真に納得出来る判断のみを求める姿勢が、
その透徹した洞察を可能にしたのだろう。

その意味で、小林氏の新刊『保守も知らない靖国神社』
(ベスト新書)に、
大いに期待したい。

その内容全てに賛同出来るかはともかく、
これまでの凡百の靖国論にはない、刺激に満ち、
啓発されるところの多い、スリリングな書になっていることは、
ほぼ疑いあるまい。7月の刊行日が待ち遠しい。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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