ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2014.6.18 14:59

イラク戦争とポチ保守の記憶


イラク戦争を日本政府が支持するとき、わしは断固反対

して、自称保守派の中で孤立してしまった。

その頃からネットでは「『ゴー宣』は卒業した」と書かれ、

すでにバッシングは始まっていた。

雑誌「諸君!」そして「正論」でも、そのネットの中の

バッシングを集めて記事にして掲載した。

ネット右翼はあのとき誕生していたのである。

あのときから、ネット右翼はアンチ・小林よしのりだった。

 

親米ポチ」の哲学は「アングロサクソンについて行けば

日本は100年安泰」という岡崎久彦の信念だった。

大量破壊兵器がアルカイダに渡る「恐れ」があるから、

アメリカの戦争を支持せよと言われ、

北朝鮮の核開発の「恐れ」があるから、アメリカについて

行けと言われ、

自衛隊はサマワに行き、給水活動のかたわら、武器弾薬も

こっそり運んでいたんじゃないかという疑いもあった。

 

フセイン政権は崩壊したが、大量破壊兵器はなかった。

イラクは民主化されるという話だったが、

アメリカは途中で投げ出して撤退した。

アメリカもイギリスも、イラク戦争の総括をしたが、

日本はしなかった。

イラク帰りの自衛隊は自殺率が異常に高い。

 

そしてイラクの現状はニュースのとおりである。

アルカイダとスンニ派が合体してバグダッドに迫り、

シーア派が防衛して、イランが介入しそうな様子である。

アメリカはすっかり懲りて、地上軍は出さないと

言っている。

 

親米ポチ保守は反省したか?

わしに謝罪したか?

何もしない。

今も集団的自衛権で、アメリカに抱きつくべしと

吠えている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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