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高森明勅
2014.9.10 14:00

『昭和天皇実録』の公開

先頃、天皇陛下に献じられた『昭和天皇実録』が、一般公開された。

11月末まで宮内庁書陵部で閲覧可能という。

だが期間中、書陵部に足を運ぶ機会があるか、どうか。

公刊は、来春から5年かけて行われる予定。

私が実録に期待している1つは、
昭和天皇が「内奏」や「上奏」
の際、
どのように対応しておられたか、その実情だ。

昭和天皇は立憲君主としての厳しいご制約の中で、
正式に決定を見た事項が“上奏”された場合は、必ずご裁可になった。

だが一方、「ご下問」があるなど、
場合によっては何らかの意志表示をなさる。

決定前の“内奏”なら尚更。

「いろいろと御注意を加えられては御拘束になり」
或いは「激励、勧奨、抑制」によって「方向を保たれた」という
「石井秋穂大佐回想録」)。

それが「大臣達に取っては誠に重圧でありうるさかった」
ようだ(同)。

その実態を知りたい。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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