ゴー宣ネット道場

BLOGブログ
高森明勅
2014.11.6 13:52

近況一端

10月30日。

都内某誌編集部へ。

住所が移ってから初めてのお邪魔。

「ゴンドラ」のパウンドケーキを手土産に。

編集長、担当編集者と一緒に近所で昼食。

美味しい鰻をご馳走になった。

私の文章について、明快で、感情的にならず、

根拠を積み上げる語り口なので説得的ーとの評価を頂いた。

当然、お世辞交じりだろう。

でも話半分としても、面映ゆい。

2人と別れて神保町へ。

年に1度の神田古本まつりを開催中。

10冊ほど買い込み、「新しい歴史教科書をつくる会」
の事務所に。

理事を辞任して以来か。

会報のバックナンバーをチェック。

神楽坂に移動。

神楽坂にしては珍しい、やや鄙びた風情の定食屋で夕食。

この後、日本史検定講座があるので、ビールは我慢。

第5期の第1講「“聖徳太子不在論”を斬る」。

聖徳太子虚構論の提唱者は、
古代史学者で中部大学教授の大山誠一氏。

今や、聖徳太子虚構論から更に迷走して「蘇我王朝」論に迄、
嵌まり込んでいる。

一般書には、「聖徳太子虚構論こそ現代の定説」なんて、
デタラメを書いていたりする。

全く見当外れ。

聖徳太子を巡る新しい研究状況を知るには、
最新の『岩波講座 
日本歴史』第2巻(古代2)、
大平聡氏『聖徳太子ー倭国の〈
大国〉化をになった皇子』
(山川出版社)などが、
差し当たり参考になる。

講義では、聖徳太子実在の証拠として
1)私自身が見出だした『播磨国風土記』の記事、
(2)
法起寺塔露盤銘、
(3)法隆寺釈迦三尊像光背銘などを挙げた。
久しぶりに日本史をちゃんと勉強するので、
ついていけるか不安でしたが、面白くてあっという間の90分でした」

聖徳太子不在論が間違っている根拠が理解できました。
また太子の偉大さを改めて感じました」

コワイ先生かと思っていましたがオモシロイ方だと分かり、
楽しく学ばせて頂きました」

「生で初めて拝聴いたしました。萌えました」

「日本の国体の基本がこの時代にあったのですね」等々の感想文。

11月3日。

明治天皇のお誕生日。

20代の若い社会人30名ほどと一緒に、
明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館を拝観。

日本画、洋画それぞれ40点ずつ、合計80点の絵画で、
明治天皇のご生涯を辿ることが出来る。

だが、交通至便の地にありながら、ほとんど知られていない。

この日は午前10時から2時間半ほどかけて解説。

若者たちと昼食も共にした。

11月4日。

九段へ。

これまた若い社会人だけの皇居勤労奉仕団のメンバーに、
皇室についてレクチャー。

天皇陛下の昨年のお誕生日の際のお言葉や、
皇后陛下の80歳のお誕生日に当たっての
お言葉と日本看護協会創
立50周年記念式でのお言葉の紹介に、
特に力を入れた。

その後、靖国神社に。

國學院大學で私が担当している「国史」の授業の一環として、
例年、神社当局のご理解を賜り、
学生たちの昇殿参拝と遊就館の拝観を行っている。

ご本殿での余人を交えない厳粛な参拝と、
遊就館での松本展示課長の丁寧なご解説は、
参加者全員に極めて強い印象を与えたようだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

第93回

第93回 令和2年 11/8 SUN
14:00

テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

INFORMATIONお知らせ