ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2014.11.26 12:16

神話授業への小学生の質問

先日の小学校の先生方の研修会に参加された若きY先生。

早速、子供たちに神話の授業を行われたらしい。

大好評だとか。

で、子供たちからこんな質問が。

イザナキの神が火の神を斬り殺したはずなのに、
なぜ今も火はあるの?」

熱意溢れるY先生もさすがに即答できず、その質問が私に回って来た。

それにしても、ずいぶん詳しく神話を教えておられるのに感心する。

でなければ、こんな質問が出てくるはずがない。

しかも、なかなか面白い質問だ。

神話を素直に受け止めているからこその質問。

大学生ならあり得ない。

答えは、実は簡単。

イザナキの神が火のカグツチの神を斬り殺した時に、
その血や身体から様々な神が出現した。

その中にヒハヤヒの神も出現していた。

この神は、火の猛烈な霊力を持つ神。

つまり、もっとバージョンアップした火の神が現れていたのだ!

メデタシ、メデタシ」

―という趣旨の回答を、直ちにメールで返した。

すると、折り返し簡単なお礼と共に、また別の児童の質問が。

そもそも黄泉の国はどうやって出来たの? 
殺された火の神も、
死者が住む黄泉の国に行ったの?」

私はよほどヒマをもて余していると思われているのか。

いやいや、そうではなくて、ひたすら教育熱心なんだろう。

その上、これも良い質問だ。

と考え直して即刻、返信。

但し、やや仕事が取り込んでいるので丁寧な返事は出来ない旨、
一言、
断っておいた。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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