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2017/07/17

産経新聞とネット民と価値の平板化

Tweet ThisSend to Facebook | by もくれん
今朝、よりしん先生から連絡があって、産経新聞の一面トップ、
獣医師会&石破茂批判がひどいというので、買ってきて真面目に
読もうとしたら・・・なんかもう、なに?
最初の段落でいきなり吹き出して笑ってしまったよ…。
産経新聞って、一面トップで小説書いてるの?
明日配信のライジングでたっぷりツッコミ入れているので、
どうぞお読みください。

なかほどの『視線』というコーナーでは、阿比留瑠比氏が、
先日の閉会中審査での加戸守行前愛媛県知事の演説を「白眉」と
持ち上げ、在京各紙の翌朝刊で加戸氏の発言の扱いが小さかった
ことを不満げに書いていた。
「ただでさえマスゴミと呼ばれるようになって久しいマスコミは
今後、いよいよ信用を失い、軽蔑の対象となっていくのだろう」

どうなんですかね。

私なんかは、加戸氏が出てきたのを見て、まず、
「なんでこの人、この猛暑にマフラーしてるわけ!?」
と驚愕したあとは、(※今治タオルらしい。地元愛なんだね)
ただ延々と獣医学部誘致のための売り込み文句を聞かされている
ような気分になったし、
誘致の願望が強烈だったことはわかっても、それが公平で公益に
叶ったものなのかという視点は欠落していると思った。
京都産業大学が断念せざるを得なかった理由にもなっておらず、
なるほど、老紳士の皮をかぶった安倍晋三なんだなと思った。

切々とした話しぶり、「いろいろわかっておられるご高齢の方」
という雰囲気を醸し出す様子から、まるでキーパーソンがついに
沈黙を破ったかのように勘違いして騙された人は多いんだろう。

そしてどうやらSNSなんかでは、産経・阿比留的な見方をする人が
多いらしい。なぜ大きく取り扱わないのか、と。
うーん、しかし阿比留氏の言い分って、いかにもネットと親和性が
ありそうだなって感じだ。

ネットはどんな意見も価値基準なく、平板に垂れ流されている世界だ。
「メディアが報じない真実!」みたいな煽り文句で、リテラシーのない
人達を煽ってPVを稼いで金儲けをする人間が跋扈している状態だし、
本来ボツになるような書き込みでも、同じボツの目線に拾われて、
同意されて、まるで市民権を得たかのように錯覚してしまう。

そこに、「民主主義とはなんだ!」が変に融合して、
なんでも等しく同じ分量だけ報じるのが正義であり、
報じない部分があるのは不誠実で信用ならないという言説を信じ込む
のかもしれない。

しかし、等しく同じ分量だけ報じることがメディアの役割なのか?
必要なのは、権力の監視であり、
公益・公論のための言説だろう。
そのために「公」の価値基準から、取り扱う記事の優先順位が決まる
のも当然だと思う。

けれどこの頃は、テレビを見ていても、誰かが発言した後に、必ず
「ーーという、あくまでも、〇〇さんのご意見ですね」
というようなフォローが入って、
せっかく公論を語ってくれている人がいても、
すべて「自論のひとつ」に平板化されてしまう。

どうなんですかね。

いつから、平らな世界を目指しているのか?
すごく病んでいるんじゃないかと感じる。



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