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笹幸恵
2025.4.24 12:44皇室・皇統問題

配偶者と子への皇族身分付与を11宮家に限る???

さっぱりわからん。
共同通信からこのような記事が配信された。

女性皇族確保へ修正案 旧11宮家配偶者に身分
https://news.yahoo.co.jp/articles/49e97b3929f2ec1873f9aa982ccf1096f077c90c

いま皇族数確保のために女性皇族が結婚後も皇室に残る案が
検討されているが、その配偶者と子供の身分をどうするかで
与野党の意見が分かれていた。
それが、自党と立民との話し合いで、
「旧11宮家に限り認める」という案が自民から出ているそうだ。

バカなのか?

配偶者と子供の身分が、旧宮家出身なら皇族にしてOK、
一般国民なら皇族になっちゃダメ、ということだ。
もう一度言う。

バカなのか?

こんなもん、明らかに憲法第14条(法の下の平等)に
抵触するではないか。

旧宮家といっても、今から600年以上前に天皇家から分かれている。
しかも宮家の人々が一般国民として生活して78年。
どこをどう考えたら、「11宮家に限り」の根拠になるのか。
理屈をすっ飛ばして、完全に男系カルトに堕している。
大事なのは男の血!!!
はっきりそう言えばいいではないか。

しかもこれでは、女性皇族の結婚相手を
旧宮家の男系男子から選べ、と言っているようなもの。
それが少しも不遜だと思わないほど
自民党政治家の脳みそは劣化している。
おこがましい、幼稚園から出直してこい。

女性皇族にだけ、これだけ不都合と不合理を押しつけて
自分の意のままにしようとする。
男尊女卑の権化である。

立憲民主党はヘタな妥協などせず、断固反対してほしい。
日本がおかしくなる。


 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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