ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2025.4.28 20:38日々の出来事

ゴッドがいてこその「不倫」、日本には道徳があっても、倫理はない。

不倫、不倫、不倫、10年前の不倫をなぜいまだに言い
続けるのか?
人生に一度でも不倫したら、二度と政治家にはなれない
のが、日本の「掟」なのか?

欧米は「倫理」がルールだろうが、日本では「道徳」が
ルールである。
古代から「通い婚」だった日本に、「不倫」というGODを
意識したルール感覚があるはずがない。

「不倫」は明治以降、欧米の価値観が入って来たから
影響されたルール感覚だ。
日本人の潜在意識に反してるから、日本には「不倫」の
歌謡曲がメチャ多いじゃないか!

しかも例えばフランスでは、政治家の「不倫」なんか話題
にもならない。
それはしょせん「私(プライベート)」の話だからだ。
「公」と「私」がくっきり分けられた国では、政治家に
関しては「公」しか問題にしない。
それが大人の文化ってもんだ。

日本では「公私混同」!
日本人は「公(パブリック)」と「私(プライベート)」の
区別がつかないから、むしろ「公=政治能力」より、「私=
秘め事・セックス)」の方が関心時になる。

日本人は欧米のルール感覚を「不倫は悪」として受け入れ、
それを村の「掟」として育てている。
実に気色が悪い大衆が増殖しているが、「村八分」にする
感覚は、村の掟の感覚である。
つまり「八つ墓村」の住民と化しているのだ。

この「八つ墓村」の感覚は、もはや「男尊女卑」と「不倫」
という欧米のルール感覚を融合したものだから、原日本人
の感覚を有している者にとっては気色悪いのである。
原日本人は、「志桜里応援DOJO」に集まりなさい!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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