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泉美木蘭
2025.10.8 13:19

女が女を卑しむ癖に気づけ

北原みのり氏が高市早苗について書いた原稿を読んだ。
北原は、高市早苗を「名誉男性」「女の顔をしたおじさん」と
批判することができないそうだ。
「あの人こそ、今の時代を生き抜いた女の顔のひとつの象徴」
だからだという。
高市早苗が象徴!?

そんな馬鹿なことがあるか。

選択的夫婦別姓について強固に反対する姿勢を見ても、
「それもこれも『女故』に味わう葛藤」だとかばう気持ちが
あるらしい。
選択的夫婦別姓だけでなく、日本の男尊女卑を強化するべく
皇室典範を固めてやろうという権力者・高市早苗を見て、
「女故に味わう葛藤」があるんだなんて思いを寄せてしまう、
その女の感覚こそが、女を卑しんでいるのだと私は思う。

女は、女どうしで寄り集まると、
お互いの「女としての自虐」を確認しあって、安心したがる
ところがある。
女という自虐の世界に浸る癖があるのだ。

だからルサンチマンから抜けられない。
北原の高市を見る目は、その罠にはまっていると思う。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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