北原みのり氏が高市早苗について書いた原稿を読んだ。
北原は、高市早苗を「名誉男性」「女の顔をしたおじさん」と
批判することができないそうだ。
「あの人こそ、今の時代を生き抜いた女の顔のひとつの象徴」
だからだという。
高市早苗が象徴!?
そんな馬鹿なことがあるか。
選択的夫婦別姓について強固に反対する姿勢を見ても、
「それもこれも『女故』に味わう葛藤」だとかばう気持ちが
あるらしい。
選択的夫婦別姓だけでなく、日本の男尊女卑を強化するべく
皇室典範を固めてやろうという権力者・高市早苗を見て、
「女故に味わう葛藤」があるんだなんて思いを寄せてしまう、
その女の感覚こそが、女を卑しんでいるのだと私は思う。
女は、女どうしで寄り集まると、
お互いの「女としての自虐」を確認しあって、安心したがる
ところがある。
女という自虐の世界に浸る癖があるのだ。
だからルサンチマンから抜けられない。
北原の高市を見る目は、その罠にはまっていると思う。




















