ずいぶん前に朝日新聞の取材を受けていた。
「平成と天皇」というシリーズ。
反対運動が盛り上がった天皇陛下の
ご訪中(平成4年)を取り上げたい、と。
天安門事件によって西側(自由主義)陣営が
中国に対して経済制裁を実施している最中に、
よりによって天皇陛下のご訪中を推進した
当時の宮澤内閣の異常さを中心に、1時間位喋った。
私が関わった『〔検証と総括〕天皇陛下ご訪中問題』(展転社)
というブックレットも差し上げた。
ところが、その後、音沙汰なし。
暫くして、同じ記者が別件で
「ちょっと教えて下さい」と連絡があった。
思わず、「先ず掲載紙を送ってくるのが順序」
と嫌味を言ってしまった。
そんな事があって、昨年10月30日付の朝刊が、
今年に入って届いた(その間、既に2回ほど取材協力)。
優秀な女性記者ながら、こういうズボラな一面もある。
私のコメントは以下のように紹介されていた。
「25年前、反対運動の中心にいた高森(明勅)氏は語る。
『天皇が、外交上未解決の問題を抱える国に訪問する
ハードルの高さを印象づけたという意味では、功績を残した』
訪中とともに懸案とされてきた天皇訪韓は、いまだ実現していない」
と。
その他、メディア関係をいくつか。
『SAPIO』1・2月号の
「天皇陛下『永遠のおことば』」を監修。
「心を澄ませて触れたい『おことば』」という短文も寄せた。
『週刊ポスト』1月5日号
「日本一忙しい天皇陛下『平成30年』の元日」にコメントした。
『FLASH』1月16日・23日号
「ラスト平成ロードマップ」にもコメント。
新しい歴史教科書をつくる会の会報
『史(ふみ)』1月号には
「聖徳太子像の再現―東野治之氏『聖徳太子』をめぐって」を執筆。
1月8日放送の東京MXテレビ
「ニュース女子」にも出演。
ゲストは私の他に憲法学者の百地章氏。
それなりに面白い番組になったのでは。