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高森明勅
2019.6.20 06:00政治

イラン戦争?

安倍首相のイラン訪問。
アメリカのトランプ大統領の依頼(指示?)による。
その訪問中に、日本の海運会社が運航するタンカーが攻撃を受けた。
余りにも出来すぎたタイミングだ。
この攻撃がイラン側によるものか、アメリカの得意な破壊工作か、
はたまた反イラン勢力の謀略か、今のところ分からない。
確かなのは、わが国の首相が「ガキの使い」以下の扱いを受けた
事実だ。
まことに残念。
アメリカとイランの険悪な関係については、以下のような指摘も。

「そもそも今回の緊張の高まりは、米国が一方的にイラン核合意
から
離脱したことに端を発する。
自ら緊張を生み出し、口実をつくり敵対国に
攻め入る。
イラク戦争もそうだったが、戦争の口実にした大量破壊兵器など

存在しなかった」

「米政権内での対イラン最強硬派は、イラク戦争の黒幕の
ボルトン大統領補佐官だ。
今、米国は攻撃を正当化するきっかけを待っている」

「イランで多発するデモも、注意深く見る必要がある。
現体制を転覆させるために反政府デモを扇動するのは、
各国情報機関の常套手段だ。
(5月12日の)サウジのタンカーへの攻撃もイランの関与が
疑われるが、
開戦のきっかけをつくるための破壊工作の可能性
は排除できない」

「海外に派兵した米軍を続々と引き揚げている
トランプ政権下の米国が、
直接、戦火を交えることはないだろう。
その役を担うのは、米国と同様、イランを敵視する同盟国・
イスラエルだ」

「イスラエルでは…(ネタニヤフ)首相を凌ぐ超タカ派が率いる
政党『イスラエル我が家』が連立を拒否し、組閣に失敗。
同国初の再選挙が9月に行われることになった。
こうした国内事情を抱えるネタニヤフは、
対外的に強硬姿勢をとらざるを得ない。
…9月には中東の緊張はピークを迎えるだろう」
(戦場ジャーナリスト、渡部陽一氏)

果たして…。

 

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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