ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.9.26 09:28日々の出来事

セクシーな議論は必要である

子供を政治的主張のプロパガンダに使う大人の良識を
疑う。
『民主主義という病い』(幻冬舎)でも描いたが、
古代ギリシャの直接民主政の頃から、年配者が若者に
媚びて堕落していく現象をプラトンが憂いていた。

国連で顔を歪めて大人への憎悪を振り撒く少女を英雄
あつかいする左翼マスコミはおのれの罪の深さになぜ
気づかないのだろうか?

二酸化炭素の増加が地球温暖化に繋がるという仮説は、
まだまだ信じることは出来ない。
地球温暖化を主張する科学者のホッケースティック曲線
はデータの改ざんであり、中世の地球は今と同じくらい
熱かったという説の信憑性はかなり高い。

CO²に関係なく地球は温暖期と寒冷期を繰り返している
のであり、仮説を妄信した純粋まっすぐな少女を英雄視
することの危険性を大人は考えた方がいい。

経済成長を目指すなというのは、日本のような少子化に
向かう国では一理ありかもしれないが、世界はまだ発展
途上の国々がいっぱいあり、人口増加にも歯止めがかか
らない。
そういう国の人々には間引きを進めるつもりか?

小泉進次郎は親父に似て、熟慮なしで感覚だけで語る
政治家だが、環境大臣が国際会議に出席するときに、
「ステーキを毎日食いたい」と迂闊に話すのは笑える。
しかし、牛のげっぷまで警戒しなければならないのも
うんざりする。

環境破壊に居直ってはいけないが、ヒステリーになる
のだけは勘弁してくれ。
やっぱり「セクシー」に議論しようぜ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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