「全体会議」、どこまでも酷いありさまだ。
産経新聞は「皇室復帰 旧4宮家から候補」
読売新聞は「復帰案は旧4宮家有力」
どちらも「旧皇族の男系男子の皇室復帰」と、まちがったことを意気揚々と報じて、このまま既成事実にしてしまえという勢いだ。
結局、「政府の出したい結論」に向けてなにがなんでも議事を進行するための人員が送り込まれている会議であり、立憲民主党はそこに抗うことができないということなのだろうか?
まー大隊長の「愛子さまトーク」で取り上げられている山﨑重孝内閣官房参与について、記事をいろいろと読んでみたが、以前から
「悠仁さまが天皇に即位したときに、支える皇族がいないという事態が危機」
「悠仁さまがいらっしゃる中で女系天皇の議論は…」
と発言している人物だった。
なにが危機なのかという認識がまったくズレていて、はなから女性天皇について議論する気はない。
上皇陛下の退位に尽力した人物という話だが、皇室典範には手をつけさせない、女性天皇・女性宮家に関する議論を喚起させないという意図で、特例法へとねじ曲げる理屈を練ったのではないかと想像している。
そういう人物だからこそ、一度退任しているのに、半年でまた呼び戻すという「異例」の再任までして、全体会議に仕込まれたのだろう(毎日新聞記事)。
立憲民主党の記者会見からは、司会進行をつとめた玄葉副議長が、「平行線になる議論はくり返すな」と前置きして、論点を「養子案ありき」にしぼっていった様子を知ったが、そんなことをまかり通らせていいのか?
野田佳彦党首は、玄葉副議長の仕切りについて、同じ立憲民主党の議員として、どう見ているのだろう?
秘策があるという話なのかもしれないが、「どうか強いジョーカーであってくれ!」と願っているだけに、モヤモヤと憤りがわいてしまう。




















