ゴー宣DOJO

BLOGブログ
大須賀淳
2025.6.30 20:39

血縁と精神性

参院選への立候補を予定していた立憲民主党の候補が、国民民主党との候補一本化のために立候補を取り下げ、「残念か残念でないかといわれれば残念だが、戦う相手は政権与党。兄弟政党で票を割りたくない」とコメントしたとの記事を読みました。

 

「兄弟政党で票割りたくない」立憲・国民 参院選1人区で難航する一本化、いらつく連合

 

たぶん、「兄弟政党」という言葉にモヤっとした人、多いですよね。私も非常にモヤモヤしています(笑)。

 

確かに、両党の設立の経緯からすれば「先祖は同じ」ですが、もうここまで両党の性質が違ってしまうと、「血縁」的なものがあっても「兄弟」と(内部の人が)表現するのには違和感を覚えます。

 

候補者一本化については、与党への対抗と、上記の記事にもあるように共通の支持団体である連合への忖度が理由でしょうが、それであれば「兄弟」といった情緒的な表現ではなく、例えそれが妥協と批判されても、「戦略上の決定」みたいな表現をしてほしかったと感じます。個(候補と党、両方の意味で)としてダーティな部分まで背負う覚悟で。

 

そしてさらに言えば、すでに主軸とする精神性に大きな乖離が生まれている者同士で、あまり単純な「反与党のみ」の談合って、やっぱりスッキリしないんですよねえ。

 

だってそれ、「反共」の看板に誤魔化されながら、統一協会と自民党がズブズブになっちゃった「堕落」と、根本的には同じ事だから。

 

議席のための戦略はわかるんだけど、政策と精神性に共鳴できる候補や党に入れたいと真面目に考えれば考えるほど、そこがかけ離れている者同士の談合って、一有権者としてすごくモヤモヤするんです。

 

今回の参院選に限らず、全ての選挙は「〝個としての有権者〟が、共鳴する候補者に連帯する気持ちを持って投票できる」形であってほしい!

大須賀淳

次回の開催予定

令和7年 12/13 SAT
14:00〜17:30

テーマ: 「歌謡曲を通して日本を語る LIVE in 横浜」

INFORMATIONお知らせ