日本の伝統とは何か?
最終章は絶対必読!
読めば答えはひとつ!
『愛子天皇論3』
感想をご紹介します!
【SSKAさん】
嚶鳴社(おうめいしゃ=明治初期の政治結社)の女帝議論、女帝賛成派は農民や身分の低い武士出身、片や反対派は旧幕府寄りや上級士族、何の事は無い男系主義は江戸時代の高い地位の武士の教養でステータスでもあった朱子学(の男女差別特化)の影響なんでしょう。
地方士族の反乱を鎮圧して力を得たのが明治政府でしたが、井上(井上毅=男系限定の制度作りに決定的な影響力を及ぼした法務官僚)等内部の人間もまた生まれ育った武士の価値観が時代の流れで大きく変貌して行くのに耐えられなかった心境だったのではないでしょうか。
それにしても勝ち組として生き残り安全地帯でぬくぬく暮らしながら、かつて大勢の犠牲を出して武力で滅ぼした価値観を自分の都合で未練がましく後世に残そうなんて随分と虫の良すぎる話だと思います。
後に時代を引き連れて自刃する乃木大将の様に自ら命を懸ける訳でも無く、天皇と国民の結びつきを強める成長過程の新国家にまるで横恋慕して割って入る様に必然的に消え行くものを歪な制度として押し付けるのは単なる前世代のエゴでしか無く、未練や怨念、呪縛等後ろ暗いみっともない性根以外全く見えて来ません。
現代の男系主義者にも負け犬根性が染みついて見えるのは双系派による印象操作や偏見では無く、主義思想の原点がそれによって出来上がっているから必然的にそうなるだけだと思います。
武士の思想を武士で無い(無くなった)者が伝えたら腐ったどうしようもないものが出来上がって現代まで続いてしまい伝統と思い違いをしている、その程度のものです。

自分は「水戸学」をよく学んでいるから、女性天皇には賛成できないと言っている人もいるようですが、そういう人はこのSSKAさんの意見に対してどう答えるのでしょうか?
水戸学はまさに朱子学の影響を強く受けた学問で、儒教思想を根本としてそこに日本の国学・史学・神道を接ぎ木したものです。
日本の本来の伝統は、儒教が伝来する以前から存在しているのです。
このことを素直に認められるのか?
それとも、自分は水戸学を学んだのだというプライドで男系継承にしがみつき、皇室を滅ぼすことに加担するのでしょうか?
バカではない国会議員に、この本をどんどん読ませましょう!!
感想もお待ちしております!
https://aiko-sama.com/archives/57300
【目次】
まえがき
第1章 天皇と国民は相思相愛
第2章 野田元首相の危うい感覚
第3章 皇室は「男性差別」という無知詭弁
第4章 インド版『おぼっちゃまくん』進行中
第5章 時代の象徴としての天皇
第6章 拝啓 石破茂様
第7章 男系固執がカルトの理由
第8章 女性はいいけど、女系はね?
第9章 万策はとっくに尽きている
第10章 石破茂は「臣」ではない
第11章 石破茂にはやることがない
第12章 立憲民主党と皇統クラブ作戦
第13章 「愛子天皇」と言えない奇病
第14章 原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?
第15章 男系ホステス、国連で国辱
第16章 ついに陰謀論が民主主義を破壊
第17章 皇族も生身の人間
第18章 皇室は人権の飛び地?
第19章 皇太子と皇嗣の違いも分かっていない
第20章 お金の価値―フレンドリッチ!
第21章 愛子さまはY染色体とは結婚しない
第22章 神武天皇より天照大神に遡る
第23章 『おぼっちゃまくん』と反権威主義
第24章 フレンドリッチの会
第25章 伝統マウンティングは差別になる
第26章 続・伝統マウンティング
第27章 悠仁さまの運命
第28章 制度つくって該当者探し
第29章 欠史八代知らぬ政治屋
最終章 伝統とは何か?
皇統問題基本用語解説
天皇系図
あとがき
参考文献
初出一覧





















