山尾しおりさんが選挙戦最終日に発表した「『本物の日本の誇りは努力なしに調達できない』~最終日の朝に文字で伝えたい事〜」。
その中の一節
本物の自立と誇りには努力が必要です。
日本人であることだけで誇りが持てるわけではありません。
外国人を差別してお手軽に調達される誇りは、ニセモノの誇りです。
演説の中でも再三にわたって訴えられてきた事ですが、改めて「文字」として噛み締めながら読んだ時、私の脳裏には「戦争論」p.363〜365の、次の描写が浮かびました。
小説家の山岡荘八が、海軍報同班員として特攻部隊を取材に訪れた際、もはや動揺期を克服し屈託なく明るい隊員に対し、思い切って「この戦争負けたら悔いはないのか?そんな心境にどうやってなったのか?」と問うたのに対して



「戦争論」p.363〜365より
彼ら(特攻隊員)が死を賭けて伝え、後世の我々に託したのは、主体性なく持ち合わせた〝日本人であるという属性〟のみに甘え、外国人を差別してお手軽に調達されるニセモノの誇りなどでは決してないはずです。
参政党の神谷は「戦争論」を読んでいるようですが、彼が手にした本は落丁でこのページが抜けていたんじゃないか?と思わずにいられません。
選挙期間中に開催された「よしりん・ぽっくん夏祭り」の第一部は「戦争論の情景」でしたが、それは一時間の壇上の議論だけに限られたものではなく、まさに戦争論が我々に突きつけた問いの核心部分に重なるものを、山尾さんは演説の中でも力の限り訴えていたと私は感じています。
この選挙期間中の東京全体こそが「戦争論の情景」だったんです。
この辺りの突っ込んだ所は、7/26(土)19:30から生配信する「夏祭りと参院選からの希望」の中でも話し合ってみたいと思っています!
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