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大須賀淳
2025.7.24 19:22

参政党の「顧客満足度」

「参政党」という党名は、実に「よくできている、上手い!」と感じます。

 

その理由は、党名の軸を「参政=あなたも政治に参加できるんだよ」という「ユーザー側の体験価値」に置いてるんですよね。

 

多くの党名は「理念」を元にして付けられていますが、参政党は個々人の「参政権」そのものを尊重するような名称なので、特に社会に対して疎外感を抱いている層に対しては「格別の肯定感」をもたらすのだと思います。

 

初出の後に追記。「権利」なんてものは、誰かに認められて安全に発露するんじゃなく、自分で身体ごと突っ込んでいって得るモノなんだよ!というホンネ。「消費者」の立場に甘んじるな!

 

「参政党」のニュアンスに一番近いのは、〝国民〟の語を入れた国民民主党でしょうか(表記だけで見ると「みんなでつくる党」という名前が仏恥義理なんだけど、さすがに政治マーケットでは軽すぎる)。

 

「ポピュリズム」を批判される政党って、実は党名の段階から「顧客満足度」を高める工夫がなされています。

 

これは、真似するかどうかは置いといて、きっちり「研究」しておくべき要素だとは感じます。

 

一方、この構造の帰結する先には、いわゆる「学級会民主主義」と同様の、実効的な現実策を生まない価値相対しか存在しません。

 

その現れが顕著なのが、「支持者からの意見を集めて」作ったとされる、あの「ポンコツな新憲法の構想案」でしょう。

 

政治に対して「サービスの消費者」として思考停止して関わるのであれば、隅々までバッカみたいな「構想案」は、お手軽な快楽で脳を麻痺させるのに誠に「お手頃」なモノなのでしょう。

 

それで良いのかよ…。

 

ここに2025年的な視点を盛り込むと、実は最も「生成AIに置き換え可能」な政党が参政党であると、私は感じています(例えば、直接「AI」を全面に出している「チームみらい」の方が、実は参政党よりも「思想性」が強い)。

 

今回の参院選で、参政党は「情念」への訴えかけが躍進へと繋がったという分析もありますが、私の所感では、「参政党の〝情念〟」は例えば社民党などよりもずっと薄い。これは、今後様々な形で参政党を「苦しめる」現象として顕在化すると思っています。

 

そしてこれは、「戦争論」を「都合よく消費」して「ネトウヨになった」層が出現したという現象と、色々と重なる部分が多いとも感じています。

 

この辺り、昭和50年生まれ。「団塊ジュニア」とか(親のオマケっぽい…)「氷河期世代」とか(一度しかない命を〝期〟で総括されたくない)「ロスジェネ」とか(勝手に「失わせる」な!)、色々なキャッチフレーズを頂戴している自分世代が「何とかしなきゃいけない」要素がつまりまくってるんですよ。

 

引き続き連日色々このブログにも書いて行くと思いますが、まず7/26(土)19:30〜の生配信「夏祭りと参院選からの希望」は超重要!

 

この配信は、「よしりんぽっくん夏祭り」の第一部「戦争論の情景」からダイレクトにつながるテーマが存在すると〝勝手に〟思ってます。あー、第一部メンバーで現状ともしらさんがいない。僕とコ゚ーさんで新幹線代出すので来られませんか?(勝手な割り勘&ブッキング)。

 

「今、本気にならずにいつなる?」これは山尾さんの立候補表明時に浮かんだ「心のモード設定」ですが、まったく解除されることなく継続中です!

 

大須賀淳

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