統一協会(世界平和統一家庭連合)には解散命令が出たものの、その政治団体「国際勝共連合」が堂々と決起大会などを開けるんですね。
同会の渡辺芳雄会長は、関係を断絶された(事に一応なっている)自民党について
立党の精神に立ち返って、日本を共産化から守り、自主憲法を制定すると言ったら、恐らく相当の票が戻ってくる
とコメントしていますが、少なくとも「勝共」なんてワードで扇動される層の票は、おいそれと自民には戻ってこないでしょう。
現在のロシア、中国、北朝鮮などの脅威は、共産主義イデオロギーではなく、まことにシンプルな「覇権主義」なのだから。
同氏は「国内では日本の家族制度を壊そうとする文化共産主義」とも述べていますが、莫大な数の家庭を壊してきた団体が何を言っているのかと失笑すらもれませんし、根底に強烈な反日・反皇室思想を抱えながらの男系男子固執(=皇統断絶への道筋を作る)事の方が、超極左的な文化破壊行為なのだから。
「破壊」がアイデンティティという観点でみると、統一協会による選挙支援が「トリクルダウン」した先が「NHK党」だというのは、奇妙ながらも非常に強い納得感があります。
先日の参院選で落選した浜田聡・元参院議員のコメントが、なんというかもう、すごい…。
約33万5千票の得票について「勝共連合の皆さまのご協力あっての数字。国政復帰に向けて、『勝共』を日本国内に広げたいので、皆さまと一緒に今後も頑張っていく」
NHK党は「目的のために悪魔(この場合、サタンと言った方が良い?)と手を組んだのか?いや、元々が同類の「極左」であり、互いに「とても都合の良い相手」だったのでしょう。
「反共」というワードをお題目にしている団体が、実は日本の土台を蝕む極左であったというのは非常にホラーな事象ですが…同時に別方面の、さらにホラーな危惧も頭をよぎります。
思考停止して、お題目的に「反戦平和」をループ再生し続ける姿勢の者は、その〝真逆の状況〟を率先して招く急先鋒に、意図せずともなってしまう可能性が大きいのではないか?
「キーワードの表層」と、「その奥の真実・現実」はまるで違うもの。それを見抜くための力も、「保守としてのバランス感覚」に他ならないのでしょう。






















