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小林よしのり
2025.8.21 08:44皇室・皇統問題

皇統を天皇陛下の意思に委ねよ!

なぜ国会議員だけが、皇統の男系主義で一体化するのか?

もちろん双系でいいと言う議員もいるのだが、党として
男系主義にまとまった勢力が多数だから、国民の多数派
との乖離が圧倒的に開いている。
国民は愚民であって、国会議員は選民という意識が
強いのだろうか?

天皇や秋篠宮さまが、「次は愛子天皇でいい」と
宣言してしまえば、終わってしまうのだが、それは
憲法違反になるという非合理が、無駄な消耗戦を
産んでいる。

皇統を天皇に委ねず、国民にも委ねず、国会に委ねた
失敗が、天皇制消滅の危機を招いている。

国民の多数派の意思が国会に集約されるという幻想は
捨てなけばならない。
民主主義の弊害なのだ。

全く非合理で無駄な論争である。
わしはこの論争がなければ、皇室から離れた作品も
生み出していただろう。
どうせ将来は「なんであの時、男系か、双系か、
なんて議論をやっていたのだろう?男の血と女の血に
優劣つける議論なんてナンセンスだろう?」
言われる時代が来るのに。
「あの時は本当に皇室は危なかったな」と言われるに
決まっている。

国会議員は本当に絶望的に馬鹿、無責任である。
特に自称保守派が馬鹿の極みである。
未来が全く見えない連中である。

皇統は天皇陛下の意思に委ねるよう、法改正してほしい。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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