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泉美木蘭
2025.9.23 09:22

祖母の3回忌で三重に

祖母の3回忌できのうから三重。
福岡と比べてずいぶん涼しくて、エアコンいらずだ。

祖母は若い頃からなかなかの大暴れを繰り返してきた人で、気性も荒く、なんやかや激しい思い出の多い人だった。

80代に入ってから、バナナボートにまたがってグアムの海を疾走したり、射撃場で実弾をガンガンぶっ放して興奮していたり。

80代後半で車に轢かれて大腿骨を骨折したときは、これでいよいよ弱ってしまうのかなと思ったら、手術翌日に、足にボルトを入れたまま病院を脱走。
大騒動で捜索したら、自宅でお茶をすすっていた。
「あんな年寄りばっかりの部屋に寝とれるか!」
とぶりぶり怒っていた。

ものすごい毒舌で、おもてじゃ言えない話をガンガン繰り出し、人を笑わせるのがうまいので、いつも呼吸困難になるくらい爆笑させられていた。

その祖母も、90代で認知症が進み、晩年はすべてのことを忘れて、いつもニコニコして「ありがとう、おおきに」とお辞儀している可愛らしいおばあちゃんに変貌していた。

認知症は色々で、暴力性や色情の部分だけが残って、周囲が大変な思いをするケースも少なくないけど、脳のどの機能が残るかというのは、運なのだろうか。

「健康長寿」が絶対正義のような価値観にうっすら覆われていながら、誰もが避けては通れない「脳と身体」の話。

「オドレら正気か?」岡山LIVEの応募しめきりは、明日の正午までです。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

次回の開催予定

令和7年 12/13 SAT
14:00〜17:30

テーマ: 「歌謡曲を通して日本を語る LIVE in 横浜」

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