またも男系固執派による、絶対に愛子さまを天皇にはしたくないという悪意ある願望と妄想にあふれたネット記事が出て来ました。

「デイリー新潮」の『“待望論”に愛子さまご自身の本心は…昭和天皇第1子「成子内親王」と重なる前向きで質素な生き方』です。

この記事は、愛子さまは皇室に残って重圧を背負い込むよりも、よき夫と巡り会って民間で幸せな家庭を築いた方が幸せではないかと主張しています。

これは、あたかも愛子さまに対して思いやりを持っているように装いながら、その実、愛子さまを皇室から追い出そうとしている、実に悪質な記事です。

もちろん、愛子さまご本人のお気持ちは大切です。

現在、国民の圧倒的多数が愛子さまに天皇になっていただきたいと望んでいるという事実があるのですが、それでも愛子さまご本人に民間人になりたいというご希望があるのなら、それは仕方がありません。

天皇とは、あくまでも「やっていただく」ものですから。

しかし、愛子さまは国民のためになりたいというお気持ちを繰り返しはっきりと表明されていますが、民間人になりたいというお気持ちがうかがえたことは、一度もありません。

記事では、昭和天皇の第1子・成子内親王が結婚して民間に下り、つつましい生活をしたことがモデルになるかのように書いていますが、皇太子（現・上皇陛下）を始めとして皇位継承資格者が途切れる不安がなかった時代と、現在とは全く比較にはなりません。

愛子さまは、天皇皇后両陛下のただ一人のお子さまとして育ってこられたのです。
一般民間人とは、根本的に違う「公」の意識があるとしか思えません。
大多数の国民は、それを直感的に感じています。
ところが男系固執派は「私」の感覚しか理解できないから、「愛子だってどーせ女なんだから、結婚して民間人になった方が幸せだと思ってるに決まっている！」と思い込んでいるのです。

記事中、「約35年間、宮内庁で奉職した男性」の「愛子さまは、平穏な家庭を築くご自身の姿を思い描いておられるように思えてなりません」という憶測発言を掲載してますが、これ、山下晋司じゃないの？
だとしたら、本当に悪質！　
自分の男尊女卑の感覚を丸出しにして、「女は家庭に入ることこそが幸せだ！　愛子もそう思ってるはずだ！」と言ってるわけです。

男系固執派の卑怯卑劣ぶりには、吐き気すら感じます。