高市首相の「台湾有事」発言について、作家の小倉健一氏が「集英社オンライン」に書いた分析が、実に秀逸です。
〈台湾からも批判の声〉完全に詰んだ高市首相「存立危機事態」発言…「愛国心はあっても外交能力がない」保守系識者がオールスルーの「重大事実」
高市発言がどの角度から見ても間違っているということを的確に批評。しかも、
「そこには外交、安全保障、法律、そして経済に対する恐るべき「無知」と「無能」が横たわっている」
「これは単なる失言ではない。国家運営がバグを起こしている証拠である」
「高市政権には外交的な実務ができない」
「(高市早苗が)日本の舵取りを行っている。その事実こそが、今、日本が直面している最大の「存立危機事態」なのかもしれない」
などなど、表現がまた辛辣!
ここまで書いていながら、なぜ「そもそも私は高市首相の愛国的態度を強く支持している一人だ」なんて留保をつけているのかはナゾですが、それはともかく、この「台湾有事」発言の分析は非常に的確なので、ぜひ一読をお勧めします。
問題は、この記事が転載されたヤフーニュースのコメント欄に、この記事を批判して高市を擁護するものがやたらと目立って、それに「共感した」がものすごくついているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed9aeb96a644c12c12bca6f8c00b21a63f2aafdc
しかもその批判(?)も、
「高市内閣の支持率が70%もあるのにヤフーニュースの記事は高市批判のコメンテーターばかりでバランスを欠いている」だの、「台湾は、日本の大事な友人だ。」だの、理屈もへったくれもないものばっか。
ネトウヨ馬鹿に理屈は通じません。馬鹿の全体主義を作ろうとするだけです。
馬鹿の「愛国心」ほど有害なものはないと思ってしまいます。




















