円安のおかげで一部の企業が生産拠点を国内に回帰
させるらしい。
それをアベノミクスの成果だと産経新聞が誇り、
安倍首相礼賛者が誇っているが、つくづく馬鹿だなあと
苦笑いするしかない。
ようするにグローバリズムは「底辺への競争」だから、
日本人の賃金が世界の最底辺に迫ってきたという
ことなのだ。
なんでこんなこともわからないのだろう?
知性がゼロなのか?
日本人の賃金が中国人やインド人の貧困層と一緒になって
きたから、工場を日本に戻そうという話だ。
それでも企業は数年先にもっと低賃金になることを見込ん
でいるのだし、非正規社員ばかりになることも予定して
いるから、今すぐではなく、数年先になる。
しかも移転するのは企業の生産ラインの一部だけだろう。
なぜなら市場はやはり海外にあって、少子化が進む日本
にはないからだ。
その証拠に、2014年の日本企業による海外企業のM&A
の件数が557件で過去最高に達している。
円安なのに海外企業の買収を加速させてるのはなぜか?
買収が増えてるのはアセアン諸国の企業だから、
日本企業はアジアの市場に大きな期待を抱いているのである。
日本のグローバル企業は、国内市場にはもう期待していない。
円安で企業が国内回帰するなんて言ってる奴は、経済が
わかってない馬鹿である!
漫画家にこんなこと見抜かれて、恥ずかしくないか?




















