ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2015.5.20 04:48

自由民権運動は今も続く


『大東亜論』の2巻を締めくくりたいが、そのためには

3巻の筋立てのおおよそを見当つけておかねばならない。

そこで現在4冊の本を同時並行で読んでいるが、

3巻で登場させる植木枝盛は、明文化された憲法の必要性

を説いたのだから、ルソーと全く同じ思想ではないと

分かってますます好きになった。

 

「自由の精神なく独立の気象なく政府に依頼し政府を

恐怖し政府の命令とあれば是となく非もなくへーへー

はいはいひたすらこれに従って言うべき事も言いもせず

論ずべき事も論じもせず怒るに怒らず怨むに怨まず

卑屈の奴隷に甘んじてここに満足する人民等はこれは

国家の良民ではない、ほんに国家の死民でござる」

 

これで22歳なんだから、明治初期の言論人のレベルは

今よりかなり高い。

今のメディア関係者はまさに「死民」!

自称保守言論人も、リベラル言論人も「死民」!

「死民」だらけだな。

 

福沢諭吉も中江兆民も勉強せねばならないから、もっと

読書する時間を作らねばならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

INFORMATIONお知らせ