ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.1.5 03:06マスコミ・報道

田原総一朗氏を信用する


田原総一朗氏がツイッターでこう書いていたという。

「小林よしのりさんのブログを読みました。僕を信用してほしい。

絶対に小林さんを裏切らない。」

 

それならば、あっさり信用する。

わしの疑念が、一般人を装った自民党議員のヤラセで加速して

しまった。

 

なにしろ各テレビ局や新聞社の上層部が、安倍首相とゴルフや

食事をしているし、安倍政権に批判的な報道番組の司会者や

コメンテーターが、次々降ろされているのを見ると、

もうマスコミは信じられないという気持ちになっている。

 

わし自身が自民党リベラル派の勉強会を潰されて、

政権の言論統制の意欲の異常さを見せつけられた経験もある。

権力に迎合するマスコミは迂闊に信用してはならない。

 

わしとて安倍政権が女性宮家創設を実現してくれるなら、

それが民主党の「一代限り」という不完全なプランを上回る

万全のプランだったら、自民党支持になってしまうだろう。

 

だがそれでわしが権力監視を怠るようなら、やはり言論人と

しては失格だ。

自分の支持政党を超えて、「公」のために発言しなければ

ならない。

 

田原総一朗は「朝ナマ」で、天皇に関する議論、右翼の議論、

部落差別等々の、当時は日本人が触れるのをためらう、いわば

タブーの問題に敢然と挑戦して、「言論の自由」の領域を格段に

拡張した。

この功績は偉大なものであり、大いに尊敬している。

最後まで権力に取り込まれることなく、かっこいい人間で

あってほしい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO「新春 女はつらいよ」

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