「新潮45」の表紙に「それで結局、安倍政権は何をやったのか」
とあったので、買って読んだ。
すごくうなずいてしまって、痛快だった。
「安倍政権がやってきたことは、民主党の売国路線となにも
変わらない。」
「憲法の恣意的な解釈、デフレ下の増税、TPP、移民政策、
農協や家族制度の解体といった愚策中の愚策、民主党の一番
ダメな部分、うす汚い部分を引き継ぎ、それを急進的に進めて
いるだけ。そういう意味では、政策実行能力のない民主党の
ほうがまだマシだった。」と書かれると、なるほどなあと
思ってしまう。
「ゲーテも言うように、活動的なバカほどタチの悪いものはない。
拉致問題や慰安婦問題をこじらせ、やったのはデタラメな
安保法制くらい。」
なるほど。「活動的なバカ」は確かに危険だなあ。
何もしないバカの方がいいよなあ。
適菜は自民党の改憲草案のデタラメさを知っており、
「安倍が改憲するくらいなら、未来永劫、今のままの憲法の
ままでいい。」と言う。
「改憲はきちんとした政府ができてからでいい。」と言う。
こう言われると、わしも迷ってしまうんだよなあ。
ため息が出るけど、適菜氏の言い分は説得力あるよ。