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高森明勅
2016.4.7 08:30

自民党は「国体の敵」

『WiLL』5月号の原稿では、このところ共産党が選挙で連戦連勝
を続けている背景について、
次のような主旨のことを、元の原稿には
書いていた。

民主党(改め民進党)のダメダメぶりが消去法的に自公政権への
支持率を高止まりさせ、
それに安心しきった自民党の目を背けたくなる
ほどの弛緩ぶりが、
これまた消去法で共産党への投票に繋がっている
気配が濃い、と。

だが、この部分は掲載にあたり、削除された。

自民党の“弛緩”は誰の目にも見えやすいが、それ以上に問題なのは、
規制緩和・
グローバリズムの「構造改革」路線を一向に改める様子が
ないこと。

それが社会を分断させ、わが「国体」を危機に陥らせる、と前にも
述べた。

更に、より直接的で切迫しているのは、皇室典範への対応だ。

何度も繰り返して来たように、今の典範を放置していたら、
皇室そのものが存続出来なくなる。

改正の中身について意見の対立はあっても、
改正が不可欠という点で
の認識は一致している。

その典範改正に最大の責任を負うのは言う迄もなく政府であり、
政党では他ならぬ自民党だ。

にも拘らず、政府も自民党もただ手をこまねいているだけ。

医師が重篤な病人を目の前にして、ただ
口先で
「私はこの病人をとても大切に思っています」
と繰り返すのみで、
実際には一切、治療に当たろうとはしない。

政府と自民党はいつまでそんな態度を取り続けるのか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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