ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.4.29 02:56日々の出来事

「公論」とは何か?


公論、公論と何度も言ってきた。

最も「公」に資する意見は何か?それを議論しようと

いうことだ。

どのような「公共空間」が健全だろうと考えてもいい

かもしれない。

最大多数の幸福を実現するための考え方を決めよう

というのが「公論」を目指すということだろう。

 

けれども意見が違ったら、排除するということではない。

反論・異論があるのは当然で、そこから議論を恐れては

ならないし、相手を信頼しているからこそ、辛辣でも

言わなければならないこともある。

 

議論の結果、分かったなら分かったでいいし、同意でき

ないなら、もっと議論を深めてもいい。

間違いに気付いたら、わしはそれをはっきり言って、

なぜ間違ったかを分析し、軌道修正することにしている。

原発問題も、朝ナマで、「ミスリードした」と明言した。

 

やっぱり理解できないのなら、この問題は「保留」でも

いいと思う。

議論の結果、しこりを残さぬことだ。

 

今回の論点では、分かり合えなかったけれども、別の

論点では同意できるかもしれない。

ホリエモンが自粛は必要ないと言って、尾木ママが自粛

すべきと言っていたが、今までホリエモンの意見に同意

したことはなかったのに、今回は珍しく賛同できる。

わしも震災だから自粛というのは、気持ちは分かるが、

ダメだという考えだ。

自粛は「私心」であって、「公心」は後ろめたくても

生産・消費活動を続けねばならない。

より「公」の視点に立てば、自粛が被災地のためにも

ならないと分かるはずだ。

 

議論は多数決で決まっても「公論」ではないかもしれない。

あくまでも自分の立場よりも、「公」に資する考え方を

探りあうのが大切なんだと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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