ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.6.11 01:18日々の出来事

舛添に銀の食器を


朝起きてテレビをつけたらまた舛添への集団リンチだ。

連日のことでうんざりしマスゾエ、なんてチャラけてたら

炎上しかねないな。

出版社の社長が宿に打ち合わせに来たって、嘘に決まってる

けどもう嘘とは言えないでしょ?

分かってやれよ、なんて言ったら顰蹙を買うだけだ。

 

政党助成金や都民の税金で、ちっぽけな楽しみを満喫してた

のだろうが、都民の100%が怒っている、辞任を求めている

と言われると、じゃわしは都民じゃないのかと言いたくなる。

 

わしはこういうコソ泥にこそ銀の食器を与えたら見違える

ように働くのじゃないかと思っている。

 

けれども『民主主義という病い』は多数派の集団リンチに

なりがちで、小悪党を引きずり下ろしたくなるんだな。

 

ところがタックスヘイブンに国税逃れで巨大な富を隠している

大悪党には、ぜんぜん怒りが向かわない。

金額が巨大すぎて他人事としか思わないのだ。

かくして「悪い奴ほどよく眠る」という事態になってしまう。

 

これが『民主主義という病い』なのだが、飼いならされた羊は

巨悪には立ち向かわない。

わしの『民主主義という病い』を読めと言っても、読解力が

ないからどうせ読めはしないし、民主主義を根底から疑って、

相対化するなんて羊たちは考えも及ばない。

 

ドン・キホーテになるしかない。

自覚的に虚無の水車に突進していくしかない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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