ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2016.11.7 11:07日々の出来事

形骸化した権威と、生きている権威


有識者会議のヒアリングの結果をニュースで聞いてると、

無茶苦茶すぎて話にならない。

宮内庁次長が、公務を減らすことは出来ないというのは、

当然である。

それを天皇陛下も望んでいるわけではない。

 

本当は続行したいのだが、年齢的に難しくなったから、

譲位したいと言っておられるのだ。

皇太子が新たな天皇になられたら、まだ若いから完璧に

こなされるだろう。

 

公務の重要性が理解できないくらい、彼らは馬鹿なので

ある。

もう時代についていってない。

時代遅れ。アナクロニズムのクソじじいと化している。

天皇が存在すればそれでいいとしか思ってないから、

まったく分かってないのだ。

 

呆れるのは東大名誉教授の平川裕弘という人物で、

「完璧主義者の今上天皇に合わせて典範改正をするべき

ではない。退位を認めるべきではない」

などと言っている。

「完璧主義」のせいにするのは本当にたちが悪い馬鹿だ。

完璧主義が悪い、公務を減らせばいい、摂政を置けばいい、

そのように考える単細胞老人がやたら多い。

 

天皇陛下のお言葉だけで、なぜピンと来ないのだろう?

ボケてるのか?

わしは88日の玉音放送を聞いて、ガラッと天皇観が

変わってしまった。

だから『天皇論 平成29』を猛烈に描いているのだ。

 

とにかく有識者会議に招かれる連中は、世間的には権威

だけは持つ学者かもしれないが、あいにくその権威は

もう形骸化している。

 

権威の形骸化を恐れている天皇陛下は、実に感度が高くて、

時代感覚に敏感で、素晴らしい人格者である。

年齢的に体力は衰えたのかもしれないが、頭脳は実は

みずみずしい。

分からんのかなあ、これが。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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