ゴー宣ネット道場

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トッキー
2016.12.13 12:55ゴー宣道場

誰が見ている日本が真実の日本か?

引き続き道場の議論から、
将来不安と大学無償化について、
門弟女性の意見を紹介します!


道場が終わったらすぐにでも感想を
書きたいのですが、遅くなりました。
コンパクトにまとめたいのですが、学費など
今まさに関心のある話題でもあり、
長文になってしまいまして、すいません。

夜会巻きで優雅に登壇された三浦さんは、
そこに座っているだけで美しい絵画のようで、
思わず見とれました。
軽く壁に背中を預けて、背筋をピンと伸ばして
首を軽く横に向けて
他の師範方の話を
集中して聞いているところなど、
首から夜会巻きの頭のてっぺんまでの
ラインが特に美しかったです。

前半、三浦さんの身近な話から始まりましたが、
お子さんを温かいまなざしで育てて
いらっしゃる風景が浮かび、
尚且つ、ご自分の実感を大切にしながら
社会分析をしている姿勢が感じ取れて、
朝生で観る「鎧を何重にもまとって武装した、
戦闘態勢剥き出しの攻撃的な三浦さん」
(勝手なイメージですいません)
とは違った一面が垣間見れたように感じます。

そういった三浦さんへの印象とは別にして、
せっかく道場に来てくださったのに、
あれやこれや言うのは失礼だという事は
重々承知しているので気が引けるのですが、
せっかく道場に参加したなら、
自分の感じた正直な感想を表に出さなくては
意味がないような気がするので、
以下(失礼かもしれませんが)
率直な感想や疑問を書きたいと思います。


私は高・中・小学生の3人の母親で、
今まさに「学費との闘い」という
家庭のライフステージの第二段階に突入しています。
毎日3人の子供の世話で瞬く間に
日々が過ぎていった時期を過ぎ、
「大きくなって手がかからなくなったら、
今度は金がかかるようになるよ」と、
育児の先輩お母さま方から常々
言われていたアドバイスの言葉通り、
第一子が高校生になって進学の時期を
まもなく迎えるにあたり、
遂に我が家は
「学費との闘い」の時期に突入しました。

この「お金との闘い」は、第3子が
大学を卒業して独り立ちするまで、
あと10年は続くことになります。
ちなみに、我が家は裕福ではありませんし、
夫は真面目に働いていますが、
私がパートをして足りない生活費を
補てんするような状況の家庭です。

私がTVや道場や本などで、様々な意見に
触れたときに判断材料にするのは、
身近な人達(職場や身内や友人)との
交流を通して感じることの「肌感覚」しかありませんし、
きっちりデータを分析したわけでもないし、
統計を取ったわけでもないので、
私が三浦さんのお話を伺って感じたことは、
もしかしたら、
間違っているかもしれません。
たまたま、私の周り「だけ」に起こっている
現象かもしれませんから、
自信をもって「こうだ!」とは言えませんが・・・。


三浦さんのお話を伺っていて、
いくつか「うーーーむ・・・そうかなぁ?」と
疑問に思ってしまうところがありました。

うーむと考え込んでしまったところは、
大学無償化に対する見解と、その理由についてです。

三浦さんは「大学無償化には反対」という意見で、
その理由は

・男は高卒でも正社員で就職しているから、
 高卒でも正社員の働き口はある
・高卒で手に職を付けて、職人の道へ
 進むという選択肢もある
・塾へ通わせながら学歴つけるだけが人生じゃないよ
(言葉は違っていたかもしれませんが、
 こういう趣旨だったと理解しました)

これらの三浦さんの意見を聞いて、思ったのは、
私が思っている今の日本の現状と、
三浦さんが思っている今の日本の現状が
違っているようだ、
ということでした。

私が高卒で就職した20数年前は、高卒でも、
大企業へ男女ともに
正社員として
楽々就職出来ていたと記憶しています。
第一勧銀・○○証券等々、有名企業へ
私の友人も高卒で次々と就職し、
それなりにお金を稼ぎ、旅行だ、買い物だ、
車だと沢山お金を使えて、
男性も、高卒でも当たり前のように結婚して
子供を数人持ち、
裕福ではなくとも、平凡ながら
一軒家を持って
子供を大学まで行かせられる
ような雰囲気だったと思います。

その時代に、手に職を付けて職人への道を
目指すことが出来たのは、
万が一その職人への道で挫折しても、
いつでもどこかの会社へ(選ばなければ)就職できて、
サラリーマンとしてやり直しがきく社会土壌があったから、
そういう冒険が出来たのではないかと思います。

それが今や、高卒では正社員への道は険しく、
非正規ほぼ確定の世の中になっていて、
正社員での就職は難しくなってしまった・・
というのが、私の現状認識でした。
小林先生が前から予言(予測)していた通りの
世の中になっている、と思っていました。

子供の同級生のお母さんと会うと、
自然と学費のことが話題になります。
子供がある程度大きくなったご家庭は、
ほとんどのお母さんはパートなどで働きだしていますし、
「本当は自分も正社員で働かなくては
子供を大学まで行かせられないのに、
パートでは稼げない」とか、
「学費のためにダブルワークしている」とか、
そんな話題になります。

こういう話を友人としていて感じるのは、けして
「学歴をつけたいから大学へ行かせたい」のではなく、
「高卒で非正規雇用になってまともな家庭も
築けないような道を歩ませたくない」
「この厳しくなった世の中で、せめて自分1人でも
食べていけるような職に就かせなくては!!」
という、切実な親心です。
子供を、自分で食べていけるだけの
人間に育てて自立させるのが、
親の最終目標ですから、高卒では
まともな就職先がないとなれば、
大学へ行かせるしかない、となるわけです。

本当は、高卒でまともに働けるところがあるのなら、
そうしてくれた方が有り難い。
一人暮らしをしなくとも、家にお金を
入れるようになれば、もう一人前です。
それが出来ない世の中になっていて、
韓国のように学歴で将来が決まってしまうような
極度な学歴社会が今の日本で進行
しているのではないか???と感じます。

「塾」と簡単に言いますが、
塾に一体いくらお金がかかるのか?
有名大学へ行かせようと思ったら、
小学生の頃から英語だ進学塾だと
湯水のようにお金を出し、
私立中を受験させて高度な教育を受けさせ、
「今でしょ先生」のいる東進予備校へ
年間100万近く出し、
そうしてやっと、子供達は早稲田や慶應などの
大学へ行っているようです。

そんな莫大なお金、ふつうの家庭は出せません。
出せないのに、非正規ではないまともな就職先を
求めて、無理して塾へ通わせているところも多いです。

そうして大学へ行っても、莫大な学費が
必要なので(私立大で最低年間100万)
払えないご家庭は、子供が奨学金を借りて
40歳過ぎまで奨学金の返済に追われることになります。

そういう子供たちが結婚しようと思っても、
「奨学金の返済はいくらある?
結婚しても経済的に成り立つだろうか?」
から話をしなくてはならない
世の中になっているのではないでしょうか。
マイナスからの結婚生活ですから、
子供を育てるとなると至難の業でしょう。

こういう現状認識でいたので、三浦さんの言うように、
もし「高卒でもふんだんに職がある」というのなら、
私の現状認識が間違っているということになります。

果たして、日本の世の中は、どちらへ進んでいるのでしょうか?
私が身近な人達から感じて判断する世の中の風景は、
私の身近でだけで起こっている現象なのでしょうか?

真実を知りたいです。


人はそれぞれどうしても
自分の立場・経験を基に
世間を見てしまうものですから、
人によって見ている「現代日本」が
全く違っているということは
ありうることだと思います。

では誰が見ている日本が、
今の本当の日本の姿なのか?
難しくとも、真実の姿を
見極めたいと思います。

トッキー

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第101回 令和3年 10/10 SUN
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テーマ: 「女性天皇・女性宮家は不可能なのか?」(ゲスト:矢部万紀子氏)

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