6月19日のNHK「クローズアップ現代」が爆弾投下。
安倍首相が「お詫び(開き直り?)」会見をした直後に、
加計学園の獣医学部新設を巡る新たな文書を公表した。
安倍首相の不適切な関与を強く示唆する内容。
具体的には、昨年の10月21日に、
萩生田官房副長官が文科省の局長と会った時の発言をまとめたメモ
(10、21萩生田副長官ご発言概要)。
この文書は、文科省の少なくとも3つの部署の約10人が
共有していたという。
まだ獣医学部の新設自体さえ決まっていない段階。
しかし、すでにその時点で「加計学園」の名前が挙がっていた。
どころか、開学の時期まで「平成30年4月」と区切って、
文科省に早く進めるように迫る発言をしていた。
「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。
工期は24ヶ月でやる。今年11月には方針を決めたい
とのことだった。
…官邸は絶対やると言っている」と。
文書では、萩生田氏が加計学園の事務局長を
文科省の課長に会いに行かせると発言したと書いてあり、
実際に6日後、それが実現していた。
信憑性は極めて高い。
この番組には、文科省の現役の官僚も複数、登場。
取材に応じて「政治的に事が進められる可能性が高い案件
という認識を持っていた」
「押し切ったというところはやっぱりあるんじゃないか」
等と証言している。
安倍首相は会見で
「国会の開会・閉会にかかわらず政府としては
今後ともわかりやすく説明していく」と啖呵を切っていた。
20日には、松野文科大臣も同文書の存在を認めた。
もはや閉会中審査は避けられないはずだ。
これで逃げたら、あの会見が猿(以下)芝居だったと
自ら宣言したに等しい。
国民の不信感は更に深まるだろう。