ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2017.11.21 22:00

日本の非常識PKO

以前、国連PKO幹部として東ティモールでの
暫定政府の県知事を務めた
等の経験がある、
東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏らが、
わが国のPKOの非常識さを痛烈に批判している。

「(ルワンダ大虐殺以降)国連が『文民保護』のために
PKOは交戦主体になることから逃げてはならないと言っ
ている時に、
交戦主体になることが憲法で禁じられている自衛隊がPKOに参加
ると、大きな矛盾を生じます」

歴代の自衛隊の施設部隊はPKF(国連平和維持軍)
の工兵部隊であり、現場では、ずっとその扱いでした」

日本のPKO法は、自衛隊員の危害射撃
相手の殺傷を目的とした射撃)を正当防衛・緊急避難に
限定しています。
…この場合、
武器使用を行うのはあくまで『自衛官個人』であり、
いわゆる『
警察比例の原則』に基づき必要最小限の射撃しかでき
ません」

しかし、実際に銃撃戦が始まってしまえば、
『警察比例の原則』
とか、どこまでが正当防衛・緊急避難かなど、
ゆっくり考えているひまなどありません」

「(日本政府の言い分では、南スーダンで)自衛隊が
マーシャル派とどんな激しい銃撃戦を行っても、
憲法が禁ずる『武力行使』ならないのです。
『武力紛
争』にも『武力行使』にもならないということは、
国際人道法も適用されないということです」

「しかし…国際的にはまったく通用しない論理です。
1999年の国連事務総長告示でも、自衛目的であっても
PKOの軍事要員が武器を使用する場合には国
際人道法を
遵守しなければならないとはっきり述べています」

実際に、自衛隊は…国際人道法に基づいて活動を行ってきたのです」

「もし、PKOに参加する自衛隊員が戦闘に巻き込まれ、
正当防衛を超えて過剰に反撃し、周囲にいた民間人も巻き添え
にして殺害してしまった場合、
どうなるのでしょうか」

PKO要員はPKO地位協定によって受入国の
刑事裁判権から完全
に免責されるので、受入国の刑法が
適応されることはありません」

「具体的には各国の軍法会議で裁かれることになります」

しかし、自衛隊には軍法も軍法会議も存在しません。
日本の刑法で国外犯規定のある殺人罪の場合は、
日本国内の裁判にかけることは可能ですが、
業務上過失致死罪の場合は、日本の刑法は適用されません」

そもそも、日本政府は自衛隊員がPKOで
国際人道法違反を犯すことを想定し
ていないので、
そのような法整備はいっさいな
されていない…
これは、最悪の場合、
外交問題に発展するおそれもあります」

PKO部隊が文民保護のために『紛争当事者』
なるかもしれない時代に、
国際人道法違反を国内法廷で裁く
法制度を確立していない国は、
そもそもPKOに参加する資格は
ないのです」と。

現地で相手にする可能性があるのは、「犯人」ではない。

こちらを殲滅しにかかる「敵」だ。

それに、悠長な正当防衛や緊急避難、警察比例の原則などで
立ち向かえる道理がない。

現状では自衛官の生命や尊厳も守れなければ、
現地での事故にも対処できない。

それでも、自衛隊を海外に送り出し続けようとしている。

もう無茶苦茶。

法治国家の体をなしていない。



第68回ゴー宣道場

「憲法改正の作法を教えよう

平成29年12月10日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

68回「ゴー宣道場」のテーマ
『憲法改正の作法を教えよう』である。

ゲストに山尾志桜里議員を迎える。

 

自民党が年内に改憲素案を出し、来年1月に各党に示し、

通常国会での発議をめざすとしている。

最短でいけば4月発議、6月国民投票も可能だ。

 

護憲派サヨクは公明党が反対するのを期待しているが、

自衛隊明記は穏当のように見えるし、環境権など公明党の

希望を叶えれば、共に発議するだろう。

 

立憲民主党までが最近、弱腰で社民党化する勢いだから、

野党は「改憲反対」で国民運動にしようと楽観的に
思考停止
している。

だが、野党の楽観主義は絶対に失敗する。

 

自衛隊明記が否決されたら自衛隊「違憲論」が
憲法学者だけ
でなく、国民の意思になってしまう。

それはマズいと国民は判断するから、安倍改憲案に
賛成せ
ざるを得ないのだ。

 

与党の発議を防ぐ方法は、野党が代替案を示すことだけ!

ところが、野党の中で代替案を示すことが出来る国会議員が、

なんと山尾志桜里議員だけという事態になっている。

他にいないのだ!

 

国民としては、発議の前に、絶対に国会で「議論」をして

もらわなければ困る。

一方的に安倍改憲案=属国改憲案が通されたら、

たまったものではない。

 

山尾志桜里氏は、大阪では声が出なくて苦しそうだったが、

今度は「立憲主義を貫徹する憲法改正」、「現実的平和主義
よる憲法改正」の方向性について、大いに語ってもらえる

だろう。

 

参加申し込みの締め切りは1129日(水曜)だ。

護憲派も改憲派も、党派性を超えて参加して欲しい。

マスコミも取材してくれ。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年11/29(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

第93回

第93回 令和2年 11/8 SUN
14:00

テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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