ゴー宣DOJO

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高森明勅
2017.12.10 22:00

ゴー宣道場、新たな挑戦

12月のゴー宣道場は間違いなく大成功。

山尾志桜里衆院議員の基調発言。さすがだった。

これまでの旧式の護憲vs改憲の対立図式そのものを、
一挙に過去の遺物としてしまう。

これぞ立憲的改憲の神髄。

明快で歯切れが良く、実に聴き応えがあった。

倉持麟太郎師範のフォローも見事。

海外の憲法事情を巡る知見の披露は有益だった。

会場には、百戦錬磨の良心的な護憲派とおぼしき方々も
何人か参加され、
興味深い質問をされていた。

道場の新しい展開を予感させる。

来年はしばらく憲法をテーマに取り上げ、
信頼できる専門家も招きながら、リベラル改憲とナショナル改憲を
アウフヘーベンする立憲的改憲論
を追求する事になりそうだ。

それは、思考停止の護憲派にも改憲派にも、
脅威となるに違いない。

もはや護憲論では平和主義を貫徹できず、
憲法の価値を守る事もできない。

一方、「戦力」未満の自衛隊加憲では、
真にわが国の主権を回復する事は不可能で、
対米従属の「
戦後レジーム」を補強し、
固定化するに過ぎない。

今後の道場の挑戦に刮目せよ!

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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