ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2018.9.7 12:04日々の出来事

誤読を放置していいのか?

『おぼっちゃまくん』の画稿をチェックしたら、今回の
話は登場人物が何十人も出てくるからか、絵が入ると、
わちゃわちゃして、可愛くて、最高に楽しい。
これが漫画だ――――!と叫びたくなるような作品だ。

男女平等イデオロギーを医療現場に徹底させるのは危険
ではないか?という話をしてるのに、読者のコメントを
見たら、いつの間にか終末期医療の話にすり替わっている。
慰安婦の「強制連行」の議論が、「強制性」にすり替わった
時のような違和感を覚える。
テーマが分かってないし、誤読もしてるんだろう。

さくらももこの漫画には「嫌悪感」がないと書いたら、
「さくらももこには毒はある」という話にすり替わった。
これも誤読だ。
毒のあるなしなど、ひと言も書いてないのに、文章の
意図が読みとれてない。
「嫌悪感」とあえて書き、「エレファントマン」の例え
まで出してるのに、伝わってない。

誤読!誤読!誤読!
『戦争論』の意図もこうして大きく誤読されて、レッテル
を貼られて、バッシングされたままである。
次号の「SPA!」『ゴーマニズム宣言』から、『戦争論』の
正しい読み方を、作者自らが説明するというシリーズを
始める。

わしは今、『よしりん辻説法』のシナリオをやっている。
まだコンテに入れない。今週中に上げられるか?

今日の夕方は『ゴーマニズム宣言』の単行本の企画会議
がある。
すでに『ゴーマニズム宣言』というタイトルで、数巻出て
いるのに、全く同じタイトルでいいのかどうかが問題だ。
内容は濃密に読者サービスをする本にしたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

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第91回 令和2年 9/13 SUN
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テーマ: 「経済と憲法でポストコロナの社会像を提示する!」

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