ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2018.9.19 17:23日々の出来事

『新潮45』はこんな文章を載せるのか…

『新潮45』の特別企画

そんなにおかしいか「杉田水脈」論文

を読んだ。
タイトルだけ見ると、杉田議員擁護の論陣を
張っているかのように読めるけれど、
寄稿した人々はそれぞれのLGBT論を
書き連ねているだけ、そこに反朝日、反左翼の
イデオロギーが横たわっているから、
結局のところ擁護の説得力がないと私は感じた。

藤岡信勝氏は、バッシング騒動の火付け役となった
立憲民主党の尾辻かな子議員のツイッターの内容を
紹介している。
〈子どもを持たない、もてない人間は「生産性」がないと、
人の生き方に「生産性」という言葉を使って評価することは
公人のするべきことではありません。
「生産性」という言葉は削除頂きたい〉


ごく普通の反応だと思うけれど、藤岡氏はこれを
誤読だという。
で、誤読とする根拠(「生産性」という言葉の正当性)を
縷々述べているのだけど、最後にこう書いている。
「言語学の対象は、構文論、意味論、語用論の3つに分かれる。
私は杉田氏が『生産性』という言葉を使ったのを論理的に
正当なものと評価したが、それは意味論的に正確である
ということで、言葉がどのように解釈され、
どんな効果をもつかという語用論的観点から
適切であったかは別の問題だ」

結局、擁護していない。
ところがその後に藤岡氏はこう綴っている。


「例えば『生産性』の語に無機質な響きを感じとる
日本人の情緒的言語感覚が言葉狩りに
巧みに利用されたのではないか」

いやいや、流れからして、そこは杉田議員の軽率さを
叱るべきでしょう。
巧みに利用されたって、一体どんなフォローなの?
言葉狩りする人のせいにしてはいけません。
杉田議員の差別心がそこににじみ出ているから、
多くの人は常識的な感覚で嫌悪感を覚えたに過ぎない。

小川榮太郎氏の記事

政治は「生きづらさ」という主観を救えない

は、じつに醜悪。

LGBTについて、馬鹿らしくて詳細を知るつもりは
ないとしながら、
性別以前に回帰したければ来世はゾウリムシになれ、
雌雄同体に憧れるならカタツムリに生まれろ、だって。
LGBTが生きづらいなら、サドもマゾも尻フェチも
痴漢も生きづらい。
「彼ら(痴漢)の触る権利を社会は保障すべきでないのか。
触られる女のショックを思えというのか。
それならLGBT様が論壇の大通りを歩いている風景は
私には死ぬほどショックだ、精神的苦痛の巨額の賠償金を
払ってから口を利いてくれと言っておく」

この文章を読んだとき、内容に唖然とする以上に、
『新潮45』という雑誌はこんなものを載せるように
なってしまったのかあと、ものすごく悲しくなった。

結局のところ、杉田議員の発言を擁護するなら、
どれだけLGBTが公的資金で支援されているのか、
それがいかに非常識な額であるかを
明らかにしなければならないはず。
そうでなければ、「LGBT支援の度が過ぎる」という
杉田氏の論は成立しない。
税金の使い道について書いているのは、
もくれんさんだけだ。

朝日新聞を叩くためにLGBTを差別する杉田水脈論文

全くこれに尽きると私は思います。

杉田議員、政治家なんですから、雲隠れしてちゃ
ダメでしょう。
自分の発言に責任を持って、
ちゃんと説明しなきゃダメでしょう。
擁護されて恥ずかしいと思わなくちゃ、
政治家やっている資格なんかないのでは。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院在学中。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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