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小林よしのり
2018.9.20 11:02日々の出来事

新潮45は炎上商法として大成功である

新潮45の杉田水脈擁護記事にざっと目を通した。
論理破綻だらけで、いくらでも論破できる。
そもそも水脈の主張にも、藤岡や小川の主張にも、
LGBTを論じる公的な動機がない。
あまりにも微々たる税金しか投入されていないのだから。

公的な動機がない、大義がない、ただLGBTの人々に
対して嫌悪感を持っているから、差別したいという、
ただそれだけなのである。
LGBTを擁護するリベラル左翼系の新聞が嫌いだと
いう感情もある。

言っておくがこの号は売れる。
炎上商法として成功した。完売する。
花田が今頃、悔しがっているだろう。
二番煎じをやるかもしれない。

問題は「差別したい」という意見表明は許されるのか
である。
思想言論の自由として許されるか?
それとも弾圧してしまうべきか?

市場に任せていても悪貨が良貨を駆逐するだけである。
市場の浄化作用なんかない。

新潮45の編集長にしてみれば、売れれば勝ちである。
良心なんかに期待してはいけない。
他の右派雑誌が便乗しなければ、来月号でまた同じ特集
を組むといい。また売れるだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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