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高森明勅
2018.11.8 15:28政治

憲法改正のスケジュール

憲法改正の具体的なスケジュールはどうなるか。
 
立憲民主党憲法調査会事務局長の
山尾志桜里衆院議員が、
「与党主導の最短改憲スケジュール」として、
目下のご自身の見通しを示されている。
 
現在、憲法改正に対して最も“前向き”に
取り組もうとされている野党議員の、
(野党的には)極めてシビアな捉え方だ。
 
広く憲法に関心を持つ国民の参考になるだろう。
 
平成30年12月 臨時国会にて憲法改正原案の提出。
平成31年4月 通常国会にて予算成立・統一地方選後
に原案採決・国会発議
同年(新元号元年)GW 皇位継承を含む10連休
同7月 参院選と同時に憲法改正国民投票
新元号2年の年初 改正憲法施行
 
このスケジュールなら以下の4条件を満たすという。
 
(1)2国会をまたいで「丁寧に」憲法改正議論が
なされた、と説明できる。
 
(2)参院選で与党が3分の2を割る前に、
少なくとも国会採決・発議に持ち込むこと。
 
(3)参院選で与党が敗北しマイナスの世論形成が
なされる前に、国民投票がなされること。
 
(4)新元号、新憲法、安倍首相のもとで
東京オリンピックを迎えること。
 
安倍政権下での改憲を前提にすると、
なかなかリアルな見立てだろう。
 
特に、来年の参院選に“合わせて”、
改憲の国民投票を設定する可能性を
想定されているのは、さすがだ。
 
このスケジュール通りに事態が進むかどうか。
 
さしあたり、目の前の12月が大きな山場となる。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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