ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2019.1.2 14:58日々の出来事

テレビはオワコン、今はYouTubeという化石脳

わしが「レコード大賞が「USA」でなかったのは
ペテンだ」と書いたら、「レコード大賞なんてそんな
ものなのに怒るなんて情弱だ」と批判してくる者が
いるが、頭は大丈夫なのか?

わしが本気で怒ってると思ってるの?
怒ってるふりしなきゃ、ピエロになってみせなきゃ、
大衆とともに楽しむことなんて出来ないじゃないか。

しかし、レコード大賞なんてオワコン、紅白歌合戦も
オワコン、そもそもテレビなんてオワコン、今は
YouTubeが権威だなんて、恐ろしく古い観念の者が
いる。
YouTubeの再生回数に権威を見出す者なんて、未だに
「流行」こそ真理だと思い込んでる化石脳の者だろう。

平成最後の紅白歌合戦は41・5%もあったという。
それこそネット他の媒体があるのに、この数字は凄い。
米津玄師の生歌唱は本当に歌が上手いんだとYouTube
じゃわからなかった感動を与えてくれたし、MISIA
の歌唱力は、レコード大賞で見せてくれた感動を、
またしても再現してくれた。
YouTubeのダメなところは人の魂を震撼させる実力が
伝わらないところだ。
コンサートに行けば、それが味わえるのだろうが、
コンサートに行ってみたいと思わせる歌手の実力は、
やはりテレビで知る他ないのである。

今年の紅白は、番組全体として、わざとらしい演出が
減って見やすかった。
松任谷由実やサザンが大御所となったことが、時代が
変わったという感慨もあった。
テレビがオワコンと思ってる人は、この話題にもついて
いけまい。

紅白歌合戦は毎年、復権するために必死で試行錯誤を
繰り返している。そして今年は復権した。
レコード大賞も復権しなければならない。
それはYouTubeの再生数を権威にすることなく、
「国民的な楽曲」は何かを公平に審査するシステムを
取り戻すことから始めるしかない。

冷笑的に「オワコン」を繰り返す意見より、あえて
怒ってみせて、いかに歌が好きな人間がいるかを見せ
つける事の方が、日本の歌謡界に貢献することになる
のだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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