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小林よしのり
2019.1.16 10:32日々の出来事

NGT48の強姦未遂事件を隠蔽する運営に鉄槌を!

NGT48の山口真帆・強姦未遂事件は、その原因を
「風紀の乱れ」なんて言い方で済ませられない闇が
潜んでいる。
そのおぞましい闇の深さは、わしの想像をはるかに
超えるものだった。

NGT48の不良メンバーがマンションの自分の部屋に
男を引き入れていて、それを知った真帆さんが運営に
知らせ、改善を求めた。
これは単なる告げ口ではない。
「恋愛禁止ルール」がスルーされるようになった
AKBグループではあるが、「会いに行けるアイドル」
が「性交渉に行けるアイドル」になってしまっては、
真面目なメンバーにとっても、ファンにとっても、
やっぱり容認しがたいだろう。

真帆さんは普段からファンとの限度を超えた接触を
警戒していたし、運営にこのグループの堕落をくい
止めて欲しかったのだ。
だが運営はそれを無視していたから、調子に乗った
不良メンバーが、告げ口しやがってと、不良ヲタに、
真帆さんを襲撃するようそそのかしたのだろう。

真帆さんは部屋の玄関ドアで犯人ともみあいになり、
部屋に入れたらもう密室だから、レイプされるし、
場合によっては殺害されるかもしれないと思い、
必死で侵入をくい止め、自ら廊下に出ることに成功
した。
そして助けてと叫んだので、犯人は逃走した。

こんな経験をしたら、真帆さんは今でも安心して
暮らせないはずで、先日ステージに登場した時には、
ゲッソリ痩せてしまっていた。
そして、被害者なのに、する必要のない「謝罪」を
する羽目になったのである。

ネット内では、もう犯人の顔写真まで(靴ベラみたい
な顔の男)暴露されており、真帆さんのこれまでの
ツイッターや動画の供述も時系列で残されているから、
今さら運営側が誤魔化そうとしたって無理だ。
真帆さんのこれまでの言動から見ても、その被害の
供述は、完全に信じられる。

真帆さんを襲撃させた不良メンバーもほぼ特定されて
おり、それでも運営がこの「強姦未遂・殺人未遂」を
隠蔽しようとしているのだから、腐敗しきっている。
事件から一か月も隠蔽工作をして、真帆さんを苦しめ
ておいて、今から「第三者機関」なんてよく言うよ。
それも運営側に都合のいい判断を下す機関だろう。

今回、呆れたのは「週刊文春」が運営に取り込まれて、
真相を隠そうとしたことだ。
文春砲などと言っていたが、しょせんがこんなものか。

世の中には「取返しがつかない」罪悪がある。
軽い気持ちで襲撃させようとしたのだろうが、その
「軽い気持ち」の犯罪性が凶悪すぎる。
真帆さんは、未だに同じマンションに不良メンバーが
住んでいて、一緒に活動するなんて出来るわけがない。
マンション内でも危ないし、劇場の行き帰りも危ない。
日常生活で外出するのも危険である。

すべては「恋愛禁止ルール」の崩壊が招いた結果だ。
人権派リベラルの弁護士や、物わかりの良い大人を
気取るリベラル連中の批難で、「恋愛禁止ルール」が
崩壊し、「会いに行けるアイドル」が「性交渉できる
アイドル」に変質し、さらに「強姦できるアイドル」
にまで堕落しようとしていた。
「自由を守る規律」があるのだ!
それをリベラル派は分かっていない。

大人が全部腐っているのなら、今はネット民の制裁に
委ねるしかないな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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