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高森明勅
2019.3.20 08:00皇統問題

政府・国会が皇位の安定的継承に取り組む?

3月18日の参院予算委員会で
菅官房長官が皇位の安定的な継承への
検討“開始”について言及した。

「皇族数の減少等については、
皇族方のご年齢からしても先延ばしすることは
できない重要な課題であると認識しております。
(新天皇が)ご即位された後、というふうに考えています。
そんなに時間を待たないで、
というように思っています」と。

政府は皇室典範特例法の附帯決議を
尊重しようとしているようだ。
同決議には次のようにあった。

「政府は、安定的な皇位継承を確保するため
の諸課題、女性宮家の創設等について、
皇族方の御年齢からしても先延ばしすることは
できない重要な課題であることに鑑(かんが)み、
本法(同特例法)施行(=天皇陛下のご譲位と
皇太子殿下のご即位)後速やかに、皇族方の
御事情等を踏まえ、全体として整合性が取れるよう
検討を行い、その結果を国会に報告すること」

「報告を受けた場合においては、
国会は、安定的な皇位継承を確保する
ための方策について、『立法府の総意』が
取りまとめられるよう検討を行うものとすること」

御代(みよ)替わりを受けて、
皇位の安定的な継承に向けて、
遂に政府・国会の本格的な取り組みが
開始されるのか。

なお、3月18日に紹介したDVD
「天皇皇后両陛下の1年~ご譲位を前にされて~」は、
公益財団法人菊葉文化協会から
3月15日に発売されている(価格は1500円)。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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