ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.5.12 08:11日々の出来事

『おぼっちゃまくん』コンテ上げた

「週刊エコノミスト」『闘論席』、ゲラを見たが、
これでOKです。

昨日、『おぼっちゃまくん』のコンテを完成させた。
貧ぼっちゃまを主人公に、貧保耐三の秘密を解き
明かすのに何回か費やそうと考えていたのに、
いざ描き始めると苦しいのなんのって。

結局、一週間かかった。読むときは数分だが、
描くときは一週間だ。コンテだけで。
これからペン入れもあるのだから、凄い消耗だ。
誰もギャグ漫画なんか描かなくなる道理だ。
週刊誌連載だとギャグの質を維持できない。

わしが『東大一直線』を連載してた頃は、ギャグ
漫画の全盛期で、多くのギャグ漫画家が、コンテ
3日、ペン入れ4日のペースで描いて、才能を
摩滅させて神経をやられ、消えて行ってしまった

貧ぼっちゃまはアホではないから、ギャグが作り
にくい、だから苦しいのだ。
これはやっぱり一話完結させようと思い、コンテを
上げたが、妻もみなぼんもトッキーもメチャ面白い
と言う。
シリーズで描いて欲しいとトッキーが言う。
一話完結のつもりで描いたから、何回も続ける方法
ってあるのか?
また読みたいと言われれば、挑戦したくなるのが
わしの性分だが。

今日から『ゴーマニズム宣言』第49章のシナリオに
入る。
4本ストックを目指して描かねばならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

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第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

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